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【映像】美しく光るハエ 驚きの実態(接写あり)
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 神秘の洞窟で美しく光る正体はまさかのハエ!? 驚きの実態に視聴者が絶句する一幕があった。

【映像】美しく光るハエ 驚きの実態(接写あり)

 テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。4月14日の放送回では、特別番組「テレビ朝日開局65周年記念 奇跡の島国 ニュージーランド縦断の大冒険! ~大自然が生んだ奇跡の謎13個長期間かけて解いてきた~」で視聴者が選んだ印象の強かった映像ベスト3が発表された。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。

 第2位は「光り輝く神秘の洞窟」を特集したブロック。広大な牧場の中に神秘的な洞窟があるという噂を聞きつけ、取材班は5日間にわたり撮影を行った。その「ワイトモ洞窟」はニュージーランド北にある鍾乳洞で、マオリの言葉で「ワイ=水」「トモ=洞窟」を意味する。地下水の流れ抜ける洞窟を表しているのだ。

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 中に入っていくと、長い年月をかけて水に溶け込んだ石灰石が作り出す幻想的なオブジェを見ることができる。そして真っ暗な洞窟だが、天の川のように輝く光りを確認できるという。その噂を解明するため、取材班は一定の間隔で撮影した何枚もの静止画を連続で表示する「タイムラプス」など特殊な撮影も行った。

 日が暮れた頃、天の川の正体が現れた。洞窟内の奥深く、その天井に水滴のように広がるのは体長約4センチ「ヒカリキノコバエ(幼虫)」の巣だ。まるで糸のような粘液で、見た目は美しいが、実はこの糸には残忍な目的が…。

 この糸は、獲物を呼び寄せるための「罠」なのだ。粘着性のある小さな雫は、蜘蛛の糸と同じように、獲物が絡まるのを待つだけ。ヒカリキノコバエの幼虫の好物は、カゲロウで、捕まえると糸を巻き上げて、体液をすすり、空腹を満たすそうだ。罠にかかればヒカリキノコバエの成虫も食べてしまうという。

 そして夜になると、ヒカリキノコバエの幼虫は、体内の化学反応で光を放つ。生物発光を行うため、「土ボタル=グローワーム」とも呼ばれる。光に集まる習性のあるほかの虫たちにとっては、魅力的な誘惑だ。

 グローワームの光は空腹な時ほど強くなり、まるで害虫駆除の灯りのように獲物を引き寄せる。この洞窟では数えきれない程のグローワームが巣を作っていて、幻想的な光を放っていた。番組スタッフとして参加した元テレビ朝日で『ニュースステーション』にも携わった“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏は「天の川と言われるのわかるね。夢のような世界でした。宇宙の中を旅しているような」とうっとりしていた。

 この映像を受け、視聴者は「シャンデリアみたいでこんなに綺麗なのに、獲物を捕まえるための罠だなんて……生物の神秘ですね」「プラネタリウムみたいな美しさ」「ホントに星空だ!」「ハエ!?」「生き物の光は綺麗だな…」などさまざまな声をX(Twitter)に上げていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)

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