4月3日、台湾で発生した地震で沖縄県に津波警報が出されましたが、その情報を旗で伝える「津波フラッグ」が、沖縄県の少なくとも6つの市町村の海岸で実際に使われたことがわかりました。
【映像】津波警報を旗で伝える「津波フラッグ」 沖縄県の7海岸で使用
「津波フラッグ」は赤と白の格子柄の旗で、海水浴場にいる耳が不自由な人や泳いでいて音が聞こえにくい人たちに、津波警報などが出たことを伝える仕組みです。
気象庁によりますと、4月3日の台湾付近を震源とする地震で沖縄県に津波警報が出た際に、糸満市など、少なくとも6つの市町村にある7つの海岸で実際に「津波フラッグ」が使われたことがわかりました。海開きをしていた海水浴場のほか、急いで「津波フラッグ」を掲げた車を走らせて警戒を呼びかけた事例もあったということです。
気象庁の地元担当者は、「これまで実際に活用する経験が少なかったが、参考になる事例の報告もあり、普及啓発につなげていきたい」としています。(ANNニュース)