“平和の象徴”オールマイト(CV:三宅健太)を形作ったのは、師匠の言葉だった――。アニメ「僕のヒーローアカデミア」第49話での名ゼリフが「このセリフがあってこその、現代のオールマイトがあると思う」「涙が止まらん」と心に刻まれたファンが多いようだ。
アニメ「僕のヒーローアカデミア」(通称、ヒロアカ)は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の堀越耕平氏によるシリーズ世界累計発行部数1億部を突破した大人気コミックが原作。総人口の約8割が“個性”と呼ばれる何らかの超常能力を持つ世界を舞台に、主人公のデクこと緑谷出久(CV:山下大輝)とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情を描いた物語だ。2024年5月4日からは、テレビアニメ第7期の放送に加え、8月2日からは劇場版第4弾も公開される。
第49話では、かつて悪の支配者として君臨した“巨悪”オール・フォー・ワン(CV:大塚明夫)とオールマイトが死闘を繰り広げた。複数の“個性”を同時に操る宿敵を相手に、オールマイトは追い詰められながらも「ヒーローは守るものが多いんだよ、オール・フォー・ワン」「だから負けないんだよ!」と屈しなかった。
どんなときでも諦めない“平和の象徴”オールマイトを形作ったのは、師匠である志村菜奈(CV:園崎未恵)だ。「人を助けるって、つまりその人は怖い思いをしたってことだ。命だけじゃなく心も助けてこそ真のヒーローだと……私は思う」「どんだけ怖くても『自分は大丈夫だ』っつって笑うんだ。世の中、笑ってるやつが一番強いからな」などの言葉を胸に、オールマイトは全ての力を使ってオール・フォー・ワンに立ち向かっていった。
諦めずに戦うオールマイトの姿に、ネット上には「やはりオールマイトは平和の象徴、THEヒーロー!」「何度見ても惚れるし、何度見ても泣ける」「神回としか言いようがない」と感動の声が上がった。「お師匠が話すたびに涙が出た。笑顔の所がダメ、涙が止まらん」「このセリフがあってこその、現代のオールマイトがあると思う」と志村のセリフにグッときた人も多くいたようだ。
第49話は、志村の優しさと強さが感じられるセリフがいくつも登場する。「何人もの人が、その力を次へと託してきたんだよ。みんなのためになりますようにと……。ひとつの希望となりますようにと」「次はお前の番だ。がんばろうな、俊典(オールマイトの本名)」といった名ゼリフは、オールマイトだけでなく、多くの「ヒロアカ」ファンの心に刻まれていることだろう。
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会・MBS