アニメ「僕のヒーローアカデミア」の特別版「僕のヒーローアカデミア Memories」(全4回放送)が4月20日より順次放送中。家族をバラバラにした元凶である父親に手を差し伸べる轟焦凍(CV:梶裕貴)の姿が「焦凍が轟一家を変えたんだよな」「轟くんは轟一家のヒーロー」と視聴者の心を動かした。
【動画】「泣き終わったら立てよ」父親に手を差し伸べる轟焦凍(20分ごろ〜)
アニメ「僕のヒーローアカデミア」(通称、ヒロアカ)は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の堀越耕平氏によるシリーズ世界累計発行部数1億部を突破した大人気コミックが原作。総人口の約8割が“個性”と呼ばれる何らかの超常能力を持つ世界を舞台に、主人公のデクこと緑谷出久(CV:山下大輝)とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情を描いた物語だ。5月4日よりテレビアニメ第7期の放送がスタートするほか、2024年8月2日からは劇場版第4弾が公開される。
前回放送された特別版の第2話では、No.1ヒーローであるオールマイト(CV:三宅健太)と敵<ヴィラン>連合のオール・フォー・ワン(CV:大塚明夫)との激闘が描かれた。宿敵オール・フォー・ワンにオールマイトは追い詰められたが、「ヒーローは守るものが多いんだよ、オール・フォー・ワン」「だから負けないんだよ!」とピンチの中でも諦めなかった。
「みんなが笑って暮らせる世の中にしたい」という思いを胸に、オールマイトは全ての力を使い切って強敵に打ち勝った。ボロボロになってもヒーローであり続ける彼の姿が、「何度見ても息を止めて見てしまう」「オールマイトは永遠に平和の象徴だよ」「やっぱりサイコーのNo.1ヒーローだ!」と視聴者の涙を誘った。
最新話の第3話「ヒーローズ:Thoughts」では、デクのクラスメイトの轟焦凍とその家族のエピソードが描かれた。焦凍の父は、プロヒーローのエンデヴァー(CV:稲田徹)だ。
エンデヴァーは焦凍を「オールマイトを超えるヒーロー」にすべく幼少期より厳しく鍛え上げたが、そのせいで家庭に軋轢を生んでしまった。敵連合の荼毘(CV:下野紘)の正体が山火事で死んだと思われていた長男であることが判明し、エンデヴァーは強いショックを受けた。焦凍も家族をバラバラにした父を憎んでいたが、失意のエンデヴァーに対して、「泣き終わったら立てよ。みんなで燈矢兄を止めに行こう」と手を差し伸べた。
父に歩み寄ろうとする焦凍の姿に、X(旧Twitter)上には「心にグッとくるなぁ」「轟くんは轟一家のヒーロー」「焦凍が轟一家を変えたんだよな」と称賛の声が相次いだ。
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会・MBS