【写真・画像】茂木敏充氏が語った「楽しいグループ」に世間の目は懐疑的… 元衆院議員の宮崎謙介氏「なんだかんだ言って権力闘争」 1枚目
【映像】「政策集団として続ける」矛盾だらけの自民派閥

 一連の裏金問題を巡り、自民党の茂木派が政治資金規正法上の政治団体としての届け出を取り下げる方針を決めた。これにより、麻生派を除く5派閥が政治団体を解消することになる。

【映像】「政策集団として続ける」矛盾だらけの自民派閥

 実は派閥解消を宣言した安倍派、岸田派、二階派、森山派は現時点で政治団体の届け出の取り下げはおこなっておらず、事務所も準備中としつつ閉鎖をしておらず、与野党からは偽装解散と批判されることに。

 今回政治団体の取り下げる方針の茂木派だが、政策集団としての活動は続ける方針だそうで、茂木氏は「今後は内外の課題解決に向け、仲間が問題意識や政策の方向性を共有できる楽しいグループを目指していきたい」と語った。

 千原ジュニアが「派閥と政策集団、これは言い方が違うだけってことでいいんですか?」と問いかけると元衆議院議員の宮崎謙介氏は「そうです。もうイコールだと思っていただいてけっこうです」と明言して「自分たちで派閥のことを政策集団だと名乗っていて。私も二階派でしたけど二階会長なんかは『我々、政策集団として一緒に頑張っていきましょう』とよくおっしゃっていたんです。だけども新聞で見ると『二階派』『派閥』と言われているものなので。そこはもうほぼ一緒だと思います」と理由を説明した。

 現在の派閥の状況については自身がかつて所属していた二階派を例に出して「みんなで集まって、今までのような会はないみたいなんです。ただ幹部を囲む会みたいなものは緩やかにおこなわれていて、そういうのが乱立しているような状態。だから今の段階ではみんなで集まって派手にやっていないけれども、それぞれひっそりとしながら派閥の班にわかれて潜伏しているような感じ」とコメントした。

 「派閥というのは毎週木曜日のお昼にそれぞれの派で集まってお昼ご飯を食べる。そこで今後の国会の流れとか、それぞれ困ったことがあったらこの場を使って言ってみなさいと。それがなくなったんです」と、唯一存続している麻生派以外の5つの派閥では昼食会がなくなったと説明した宮崎氏は「木曜のお昼に派閥がないというのを前提にいろいろな勉強会が入っていて、麻生派の人が参加できないんですって。『俺らだけが参加できねえじゃねえか』っていう風な状況になっていて」と、派閥がなくなったことによる影響も発生していることを明かした。

 「偽装解散なのではないか」という声が世間にあることについて「そうなんじゃないですか」と苦笑した宮崎氏は「なんだかんだ言って権力闘争なので。誰を中心に動いていくのかみたいな話なので。昔の派閥と近年の派閥はちょっと変わっていて、一番変わったなと思ったのは、総裁選挙のときに、派閥が推さない人も許された。麻生派のなかでも割れたんです。河野太郎を推す人と違う人を推す人と分かれたりして、今までだと一本化しないといけなかった。だけど『それもいいよ』といった感じに、ガバナンスが緩くなったというか。“派閥”は絶対的な存在じゃなくなったんだな、と感じましたね」と変化について語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)

【映像】茂木氏「楽しいグループ」とは…?
【映像】茂木氏「楽しいグループ」とは…?
【映像】盗難“金の茶わん”が180万円...業者が明かす買取り実態
【映像】盗難“金の茶わん”が180万円...業者が明かす買取り実態
【映像】“那須 焼けた遺体”被害者の防犯カメラが物語る警戒感
【映像】“那須 焼けた遺体”被害者の防犯カメラが物語る警戒感
【映像】事件の謎を元刑事が分析 那須2遺体遺棄事件
【映像】事件の謎を元刑事が分析 那須2遺体遺棄事件
【映像】元漫画村運営者「逃げ切ります」17億円どう取り立て?
【映像】元漫画村運営者「逃げ切ります」17億円どう取り立て?
【映像】盗難“金の茶わん”が180万円...業者が明かす買取り実態
【映像】盗難“金の茶わん”が180万円...業者が明かす買取り実態
自民党・塩谷立氏の離党勧告処分が確定 元議員の宮崎謙介氏が心中を推察「責任だけ取らされておかしいと思ってる」

■Pick Up
キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
「ABEMA NEWSチャンネル」知られざる番組制作の舞台裏