タレントの辻希美が、4月27日(土)放送の『夫が寝たあとに』に出演。「もう一度長女を育てたい」と告白する一幕があった。
同番組は、3児のママである藤本美貴&横澤夏子がMCを務め、ゲストと共に"ママの本音"を話すトークバラエティ。育児や家事、普段パパに思っていることなど、ママ同士だからこそ共感できる本音を語り尽くす。今回は辻希美がゲストとして登場し、”子育てヒストリー”を振り返った。
辻は2007年に俳優の杉浦太陽と結婚し、今では4人の子どものママ。長女は16歳の高校生、長男は13歳の中学生、次男は11歳の小学生、三男は5歳の保育園と、子どもたちの年齢が明かされると、横澤は「全種類いるじゃん!」と驚いて笑いを誘った。
今でこそベテランママの風格がある辻だが、初めての育児は「子どもが泣くことに敏感になりすぎちゃった」と回顧。夜中に少しでもグズりだすと心配ですぐ起きてしまい、気が滅入っていたという。当時は今ほどネットが発達していなかったため、育児情報は本から知識を得ていたといい、「本通りにいかないと不安になってた」と新米ママ時代を明かした。
この話を受け、藤本は横澤に「これ結構わかるんじゃない?(横澤は)子ども3人いるけど、教科書通りにがんばる新米ママみたいな生活をしてるから」と振ると、横澤は「とにかく普通を探してる。普通の子育てを知りたくて」と頷いた。
すると、辻は「普通の子育てはない!」とバッサリ。「同じように育てても、全員違う性格だし、好きな食べ物も違うし。同じように育てても全員違うから、普通はないし、基準もないし正解もない」と持論を語った。本などに載っている情報は「目途くらい」という。
しかし、辻は育児に”普通”がないことは1人目ではわからず、何人か産んでから気づいたという。「今、もう一回育てたいと思うの。(長女の時は)いっぱいいっぱいでなんの記憶もなくて。だから今の自分の経験・状態で、もう一回長女を育てたい」と、母親としての思いを明かした。
辻の言葉に驚いた横澤は「すごい……!」と思わず涙。辻が「泣いてるじゃん!」とツッコミを入れると、横澤は「だってすごくないですか!?長女をもう一回育てたいの?って。いろんな後悔とかあったんだと思ったら、すごい話だと思って。そんな境地に行くんだ」と号泣。
辻は「お子さん3人いて歳が近いじゃないですか。そういうお母さんを見ると、本当に今がんばれ!って思う」といい、育児に奮闘するお母さんたちにエールを送った。そんなたくましい先輩ママの辻に、横澤は「講演会してほしい」と涙し、スタジオは笑いに包まれていた。