【写真・画像】『ヴァンゆん』解散で人生のどん底に…YouTuberヴァンビ、“SNS大学”開講の理由「母子家庭で生活保護を受けながら学校に行っていた」 1枚目
【映像】受講料60~80万円 ヴァンビの講義を初公開
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 チャンネル登録者数215万人、動画の総再生数が20億回を超える大人気YouTuberのヴァンビ。これまで視聴者を惹きつけ続けた彼がいま新たに取り組んでいるのが、5月7日に開講するクリエイタースクール“HERO'ZZ University”だ。しかし、ネット上では「受講料が高すぎる」などと言った批判的な声も…。

【映像】受講料60~80万円 ヴァンビの講義を初公開

 トップYouTuberとして活躍するヴァンビがなぜスクールを手掛けることにしたのか。
そのウラには、母子家庭で育ち生活保護を受けながら学校に通い、諦めてばかりだったという貧しい幼少期の悔しさ、元相方・ゆんとの別れも影響していた。ABEMAエンタメでは、賛否両論ありながらも新たな道を切り開くヴァンビに密着した。

 4月23日、クリエイタースクール“HERO'ZZ University”の開講まで2週間をきり、準備に追われるヴァンビ。さらにこの日は、インスタライブでスクールの広報活動を行うそうだ。

ヴァンビ:構想から含めると1年半発表までにかかっている。費やした時間で言うと膨大な時間。僕が削るのは“睡眠時間だけ”という掟がある。僕の場合、会食が多くて、会食で仕事の話に繋がったり次の展開が生まれることもあるので、だから僕は人と会う時間もすごく大切にしていて。会う時間は睡眠時間を削って必ず会う。

ーー睡眠時間が平均的にどのくらいになるんですか?

ヴァンビ:3~6時間ぐらいですね。基本的に。

ーーエナジードリンクは何本飲むんですか?

ヴァンビ:1日ですか?3本(笑)

“バズ学”講義の一部を初公開

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 “HERO'ZZ University”は、SNSでバズるための知識とスキルを教えるスクール。12カ月の受講期間中、受講生は実際にSNSアカウントを運用し講師やマネージャーとなるインフルエンサーの指導の元、バズることを体感しながらフォロワーの伸ばし方を学んでいくという。

ヴァンビ:(受講生の)年齢でいうと20~30代の方が一番多い。自分で会社をやっていてお店の宣伝のアカウントを作りたい、いじめられて今まで生きてきて「ヴァンビさんの話を聞いて、僕も人生を1発逆転させたいです」みたいな人も。1年面倒を見るんですけども、コスト的に3カ月や半年という話も出ていたんですけど、いやそこでリリースするのは違うみたいな。全部教え終わるまでは1年はかかるから(受講期間を)1年にしたり、あと講師を全員クリエイターにしたい。登録者10万人のアカウントを持っていない人が「10万人行く方法教えます」というのは違和感がすごくあって。それは実際に行った人しか語れない。(要望は)ほとんど叶えてもらえました。

 スクールの中でヴァンビは、講義動画のカリキュラム作成を主に担当。自身の経験を元に
フォロワーを増やす方法や編集スキルをレクチャーしていく。まだ世の中に出ていないその内容の一部を、特別に見せてもらった。

ヴァンビ:さあいよいよバズ核の革新についてお話ししていきたいと思います。基本的にバズっているコンテンツは大きく分けると2種類しかありません。バズを生み出す要因とは結論、情報か共感のこの2つだけです。まず1つ目に誰かがiPhoneのあまり知られていない便利な機能を伝える投稿をしたとします。多くの人がこんな便利な機能あったの知らなかったと反応する、これがいわゆる情報のバズです。そして2つ目、例えば誰かが飼い猫の可愛さを伝えたくて投稿したものに多くの人が可愛いと共感します。これがいわゆる“共感のバズ”です。つまり“共感のバズ”とは、「これ面白いよね」「これ懐かしくない」「これ許せないよな」というような投稿者の感情に対して多くの人が共感することで生まれるバズのことです。仮に“ブサイクからメイクで大変身”というコンテンツがあったとします。自分の顔に自信がないなど一見マイナスやコンプレックスだと思っていた部分も悩みをさらけ出すことによって多くの共感を引き寄せバズを生む可能性も多いにあります。自信があるものが必ず武器になるわけではありません。自信がないところもさらけ出して武器に変えていく、その発想の転換こそが共感につながることもあるということを覚えておきましょう

 受講料は、スタンダードコースで税込み65万7800円。マンツーマンレッスンの回数がより多く、特別講義が受けられるなど、手厚いサポートがつくエキスパートコースが税込み87万7800円だ。現役のトップYouTuberがクリエイタースクールを開くという前代未聞の取り組みに、世間の反応は二分している。

ヴァンビ:「おもろいことするな」「次々と新しい展開作るな」という意見もあれば、一番多かったのが「情報商材なんじゃないか」と言われているんですんですけど「誰でもお金持ちになります」「読むだけでモテます」情報だけ投げて「あとは皆さんにお任せします」これがみんなが思う悪い情報商材だと思うんですけど、俺は簡単に達成できるなんて思っていないし「一緒にアカウントを成功するまでやってこうよ」という。それで言ったらもうすべての習い事は情報商材になっちゃう。

ーーネットでは受講料が高いという声もありますがいかがですか?

ヴァンビ:値段を下げるのはめっちゃ簡単。「月額数万円で情報だけ発信します」これ簡単なんですけど、これの方が成功はないと思っていて。個人で例えばコンサルを雇ってマネージャーを雇うと月に2~30万円は平気でかかるんですよ。それ1年って考えたら300万円くらいかかるのが、僕らの場合は60~80万円のプランがあるんですけどその価格まで落としいてるというイメージ。僕らは正直出しているものに対して高いとは思っていなくて、限界まで下げているような認識。お金に困っているわけではないんですよ。「お金儲け」というよりも「大義」というか。僕の夢が「歴史に名を残す人になりたい」。「自分のやりたいこと」「周りが求めていること」「仲間がやりがいがあること」この何かが揃ったものじゃないと正直やる気になれなくて。お仕事はいっぱい来るんですけど、お金が良いから云々でもう仕事を選ばなくなってきている。(やる仕事は)自分に何が残せるのだろうで判断していて(スクールは)YouTuber史上でも大きな取り組みになると思って始めています。

 なぜ、「お金儲け」ではなく、「大義」を選んだのか。そこには、幼少期の家庭環境が影響していた。

ヴァンビ:男6人兄弟の三男に生まれて、家もめちゃくちゃ貧乏で。子どもの時に思ったのが、生まれた環境で習い事できる子がいて、習い事に行っている子の方がスポーツ上手くいく中で、僕自身ちっちゃい時にいろんなものを諦めて生きてきた。中学生になってさらにお父さんが亡くなって母子家庭で育った。給食費も払えないしお父さんが亡くなってから生活保護が出るところに引っ越して、生活保護を受けながら学校に行っていた。環境だけで追える夢が制限されるのは…もどかしい気持ちがめちゃくちゃあって。でもそんな中でお母さんが1本のビデオをずっと見ていて、お父さんが若い時に俳優だったんですけど舞台に上がっている映像でした。その映像をお母さんが毎日泣きながら見ていて、その時に初めて夢ができて“お父さんと同じ俳優になりたい”と思って、中高生の6年間オーディションに応募し続けたんですけど1つも受からなくて。大人が認めた才能がある人じゃないと夢を追えないんだなと思った。

『ヴァンゆん』解散→スクール開講への思い

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 「家庭の環境」と「才能」に左右される人生に絶望していたというヴァンビ。そんな中、光が見えたのは20代の時。

ヴァンビ:その時に僕が出会ったのがSNSだった。SNSは大人が認めなくても誰でも始められる。誰でも夢を追える時代が来たなと実際にYouTube始めて『ヴァンゆん』を組んで登録者200万人達成。

 『ヴァンゆん』は、2019年、YouTuberとしては珍しく、大手芸能事務所に所属。活動の場は地上波バラエティーにも広がり、お茶の間でも人気を博す。しかし…

ヴァンビ:いろんなもの諦めてきたけど、1つの夢がやっと形になった時があったんですけども『ヴァンゆん』の解散が決まって人生のどん底で。今まで人生でいろんなものを掲げて注ぎ込んでやってきたものがパッとなくなった感覚で。「相方がいたから売れた」という声も当時あったり「ヴァンビかわいそう」「大丈夫?」という声があったけど、そういう声でもメンタルもやられてしまって。「俺向いてないんかな」と思ったことは何回もありましたね。炎上した時も思ったし『ヴァンゆん』解散した時も思ったし、幾度となく「辞めよう」と思ったんですけども「何かを成し遂げたい」という気持ちの方が僕は強くて。1人でもう1回何かをやろうと思って立ち上げたのが『スパイダーメーン』という覆面で始めたYouTube活動。その時に顔を隠して今までの知名度を一切使わずにまた0から始めて最速で登録者1000万人行くという日本記録が出せたんですよ。その時に思ったのが、この知識やノウハウを教えてあげることができたら、僕と同じで生まれた境遇に不満を持っていたり夢を制限されていた人、そういう人たちを救えるんじゃないかなと思って。

 「SNSに何度も人生を救われたから、今度は誰かを救いたい」スクールの名前に入っている『HERO』にはヴァンビのそんな思いが込められている。

ヴァンビ:アパレルブランドを出してファンに買ってもらうというレベルではなくて、夢を追えなかった人たちの“歴史が変わるような一歩”になればいいなと思っていて。SNSができたことによって僕の人生は変わった。そういう何か革命的なものを起こしたい。だから僕らの会社のビジョンが「世界から諦めるをなくす」諦めてしまった夢がSNSを通して叶うものであれば、僕は叶えることができる。俺の生き方自体が「こいつ諦めないな」みたいな、その背中を見て諦めてしまった人が諦めなければこうなれるのかなと思うような生き方を僕は背中を見せていけたらなと。

(『ABEMA NEWS』より)

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