通称“泥棒猫”の女探偵が100%の確率で男たちを略奪していく、連続ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』の第5話。家出少女連続軟禁シスコン男の歪んだ愛のカタチに、全国の視聴者がガクブルしている。
本ドラマは、強奪率100%の凄腕女探偵が、クズ男との恋愛トラブルを“強奪”で解決する痛快略奪エンターテインメント。永嶋恵美による小説『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズが原作だ。
特定の男性を合法的に“強奪”する探偵事務所オフィスCATの探偵兼社長・皆実雛子(武田)のもとに舞い込んだのは強奪依頼…ではなく、複雑な家庭環境で育てられた家出少女からのSOSだった。
家出少女・藤井柚奈(星乃夢奈)を軟禁したのは、外車に乗った真面目そうなセレブリティ青年の白石昇(篠田諒)。飲み物を買ってくれたり、食事を気遣ってくれたり、家出少女にとってはまさに神だ。しかし白石が一人暮らしをする超豪邸に着いた瞬間に性格激変。
外部との連絡を遮断するためにスマホを取り上げ、豪邸に軟禁。妹の交通事故死によって家族が離散したというトラウマを抱える白石は、柚奈を自分の亡き妹の代わりとして軟禁ライフをスタートさせる。
柚奈からSOSを受けたヒナコは家出少女に扮して白石に接近。隙を見て柚奈を逃がすも、独占欲の鬼と化した白石は「なんで皆出ていくんだよ!優しいだけじゃダメなのかなあ。だから君は逃げないでね」と不気味な笑顔を浮かべてヒナコにスタンガンを向ける。
さらに戻ってきた柚奈には、それまで注いでいた愛情がウソのように「何しに戻ってきたんだよ?悪い子はもう…いらないよ!もう君は妹じゃないんだよ!だから君の言う事は聞かないから!」と魚のような冷めた目で激高するのだった。
家出少女を妹代わりにする白石の歪んだ愛のカタチが怖い。兄として看病したいがために毒を盛って家出少女を体調不良にさせる。自分から離れようとすると「悪い子」呼ばわりして言葉が聞き取れないくらいの絶叫でわめき散らす。そんな男の館に閉じ込められてしまった柚奈とヒナコ。絶体絶命の場面を二人はどのように潜り抜けていくのか?