アニメ「化物語」の“神曲”と言えば、「恋愛サーキュレーション」は外せない。「耳溶ける」「萌え破壊力が抜群」と評判の同楽曲は、TikTokでバズり、令和の若者の間でも不動の人気を誇っている。
【映像】歌い出しに聞けるCV花澤香菜の「せーのっ」(1分15秒ごろ〜)
「〈物語〉シリーズ」は、人気作家・西尾維新氏の代表作として名高いジュブナイル伝奇小説。不死身に近い肉体となった男子高校生・阿良々木暦(CV:神谷浩史)と、怪異に出遭った少女たちの物語だ。ファーストシーズン、セカンドシーズン、ファイナルシーズン、オフシーズン、モンスターシーズン、ファミリーシーズンの6部構成をとっており、ファイナルシーズンまでがすでにアニメ化されていたが、7月6日より最新作「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」がABEMAで完全独占配信されることが決定。なお、「化物語」はシリーズ第1弾にあたる作品だ。
アニメ「化物語」は、エピソードごとにヒロインたちが異なるOP曲を歌う演出も注目を集めた。第9話、10話で描かれたエピソード「なでこスネイク」を彩ったのは、千石撫子(CV:花澤香菜)によるOP曲「恋愛サーキュレーション」だ。
「せーのっ」という掛け声から始まり、内気な撫子の胸に秘めた思いを甘い声で歌った同楽曲は、聞いているだけでとろけそうな可憐さだ。撫子と書いて「なでしこ」ではなく「なでこ」と読む名前に引っ掛けた“し”抜きの歌詞の言葉遊びも楽しい。さらに、なんとメロディでも音階の“シ”が使われていないというのだから驚き!
大勢のアニメファンをメロメロにした「恋愛サーキュレーション」。テレビ放送から10年以上を経てTikTokで再ブレイクを果たし、Lizz Robinettによる英語カバーバージョンが2021年3月に「TikTok HOT SONG Weekly Ranking」で第1位を獲得するといった盛り上がりを見せている。「萌え破壊力が抜群」「『せーのっ!』の萌えボイスからKOされること間違いなし」「耳溶ける」と評判で、令和の時代においても“神曲”と名高いアニソンだ。
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト