昨今話題となっている「退職代行サービス」。特にゴールデンウィーク明けが繁忙期で猫の手も借りたい状況が続いているのだという。実際に退職代行サービスがどれだけ忙しいのか直撃した。
【映像】モームリ!?名前が面白い退職代行サービス(複数あり)
退職代行「やめたらええねん」の内藤亮代表は『ABEMA的ニュースショー』の取材に対し、「1月・2月・3月に比べると約2倍、ひっきりなしに対応している状況」だと明かした。
同社は2年前に退職代行サービスを開始。全社員のプロフィールを公開しているので安心感があり、しかも“指名料“を払って指名もできるのが人気とのこと。なかでも驚きのサービスが「リピート割り」だ。内藤亮代表は「通常の22000円が、2回目からは15400円。1年で5回利用した方もいます」と、一度利用した人が次から割引になるサービスを紹介した。さらに、アルバイトの退職代行は業界最安値の9800円で対応しているという。勤務形態によって細かく値段が設定されていて、たとえば正社員や契約社員なら22000円だが、公務員になると44000円、アルバイトは1万円を切って9800円となっている。
これらのサービスを充実させる裏側には理由があるという。「いま退職代行が約80社あり、その中で、新しくできて半年以内、1年以内にサービスを終了していくところが多い」「すごく熾烈な業界のなかでシェア争いをしている」と、業界の競争が激化していることを語った。
この話題について、明星大学心理学部の藤井靖教授は「新たな円満退社の形なのではと思っている。大学も何らかの理由で退学とか留年とかある。そういう時に教員と面接をするんですが、もう本人は決めているんですよね。退職も同じだと思うんです」と前置きした上で「決めている時に引き止められると一番苦痛というか、それを覆すことはまずできないと思う。だから、(企業側は)その人のために時間を置いてあげようという風に考えてあげた方がいいかなと思います」との見方を示した。
一方でジャーナリストの青山和弘氏は「私は退職経験がありますが、古いかもしれないけど、退職を決めて、言いに行って、止められて、いろんな話をする。このプロセスが次に繋がることが多いと思うので、それを大事にしないで、退職代行でパッといなくなってしまうのはイマドキだし…その会社に入ったこと自体を無にしてしまうことになるんじゃないかなと。それでいいのかなと思いますね」と語った上で「いまでも日テレの記者とやり取りができるのも、そこを丁寧にやったからじゃないかと思っているので」と持論を語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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