通称“泥棒猫”の女探偵が100%の確率で男たちを略奪していく、新ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』。第7話では、モラハラ日本人夫に苦しめられるフィリピン人妻の悲痛な叫びを描く。
本ドラマは、強奪率100%の凄腕女探偵が、クズ男との恋愛トラブルを“強奪”で解決する痛快略奪エンターテインメント。永嶋恵美による小説『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズが原作だ。
特定の男性を合法的に“強奪”する探偵事務所オフィスCATを訪れたのは、フィリピン出身の女性・テレシータ(ガウ)。子供が生まれたことをきっかけに、日本人夫・緒方(松澤匠)からのモラハラ&DVに悩まされてきたという。
育児に追われて風呂を入れ忘れたテレシータに対して緒方は「主婦なのに家の事をしないっておかしくない?会社行って仕事しないやついる?いないよね?」と些細なミスでも鬼責め。さらに容姿についても「お前は完全におばさんだな。化粧くらいしろよ。腹もブヨブヨだし」とルッキズムな暴言を吐く。
最初は頭を叩く程度だった暴力も徐々にエスカレート。我慢の限界を迎えたテレシータは一人息子と家出するも、緒方から「違法」「強制送還」などと脅され、子供と引き離されてしまう。そして調停を立てられ、テレシータは虐待母としての言われなき烙印を押されてしまう。
苦難の結婚生活を聞いた女探偵・ヒナコ(武田玲奈)は、夫強奪と一人息子の親権強奪を決意。さっそく助手の梨沙(渡邉美穂)と共に、緒方に近づくために大胆な作戦を実行する。
大人女子ルックに変身したヒナコは、店までの道を聞くふりをして緒方と接触。店までの道を教えてくれたお礼として、二人きりでの食事に成功する。ヒナコは自らを元保育士と名乗り、愚痴を聞き出したりして、グイグイと良い雰囲気を作り出す。店員に扮した梨沙に度数の高いアルコールを運ばせ、緒方を泥酔状態に。そして自宅へと入り込む。
だが強奪計画を進めるヒナコと梨沙の姿を盗撮する男の姿が。それはヒナコをハニートラップのプロと睨んだ写真週刊誌のジャーナリスト・古宮(村田秀亮)だった。百戦錬磨のヒナコに襲い掛かる初めてのピンチ。果たして強奪は成功するのか?
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