「富士山がローソンの上に乗っているような写真が撮れる」として、外国人観光客が殺到している。
【映像】設置された“黒幕”が撮影スポットに!?(現地の様子)
周辺でゴミのポイ捨てや私有地への侵入、交通の妨げなど度重なるマナー違反が問題となったことを受け、富士山ローソンが撮影できないように黒幕が設置された。黒幕の高さは2.5メートル、幅25メートルで、かかった費用は130万円だという。
これにはSNSで「マナーの悪い奴らの当然の結果」「もっとほかにいい方法あったんじゃないの」「せっかくバズっているのにもったいないなあ」といった賛否の声が。設置された黒幕付近にいた日本人の撮影者は「黒幕のほうに興味がありました」語った。
一方、近隣住民に話を聞くと「黒幕のうしろで、大人が大人を肩車して黒幕の上から撮っている人も見ました。そこまでして(富士山を)撮りたいのかという、ちょっとよくわからない」と首を傾げた。
静岡からツーリングを楽しみにきたという2人組は「外国人はバスとかレンタカーで大人数で来る感じ」と証言。黒幕が張られた場所から1キロ離れた別のローソンでも「ローソンと富士山」を見ることができ、黒幕設置後は観光客がそちらに流れているということで、まさに“いたちごっこ”だ。
この話題について、テレビ朝日外報部デスクの中丸徹氏は「もったいないなと思うんですよね」と切り出すと「せっかく海外の方が来てくれて写真を撮ってくれる。興味を持ってくれているんだから、うまいこと交通にも邪魔にならないスポットにして撮影代をとるとか」と提案。
しかし、インバウンドで定番の東京や京都以外の場所での観光客が増加している可能性を指摘すると「あまり海外の方に慣れていなかった感じのところに入っていって、文化の違いとか道路の渡り方の違いみたいなもので、けっこう揉め事が増えるんだろうなという感じがしました」と問題点についても語った。
地元の行政は今後「黒い幕にQRコードをつけて町内の観光スポットへ誘導する」「幕の色は黒だとイメージが悪いので色合いについては検討していきたい」といった対策を考えているという。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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