1児の母で障害のあるタレントの佐野有美(34)が「障害者が子どもを授かることはいけないのか」と疑問を投げかけた。
佐野は、短い左足に3本の指がある先天性四肢欠損症で生まれた。2017年に結婚し2020年5月には長女が誕生。SNSには左足でおむつを替える様子や、娘とメイクをするなど、日常を発信している。
佐野は27日に投稿したブログで出産した後に送られてきたというDMを紹介「『障害者が子どもを生むな』『腹立たしい』『自分のことが何も出来ないくせに生むなよ。どうせ周りに頼ったんだろ』など。多くの誹謗中傷ともとれるメッセージが直接送られて来ました。帝王切開だったため痛みでつらい中、それらを読んで体だけでなく心がとても痛みました」と、出産後の苦痛をつづった。
出産を諦めたくなかったという佐野。授かる前から社会福祉協議会などに相談し、授かったあとは生まれる直前までおむつ替えの練習や授乳方法を考えたと言う。そして長女が誕生。佐野は「当たり前ですが、母として子育てを頑張りました。そのとき、看護師さんが言ってくださったのです。『子育てはみんなでするもの』と。『決して1人じゃないから。困ったら頼ることが大事だよ』と。私はその言葉が甘えようという気持ちではなく心の励みになりました」と、温かい言葉に感謝したそうだ。
「私はかけがえのないたった1人のまな娘を生むことが出来て本当に幸せです。もちろん子どもを授かる事が幸せとは限りません。人それぞれ 自分が思う人生を歩むことが最高の答えだと思っています。たくさんの方が笑顔になれることを願っております」と、結んだ。
この投稿にファンからは「素晴らしい投稿!私も障害者ですが3人の子どもを授かりました」「すごいと思います!尊敬します!」など、様々なコメントが寄せられている。(『ABEMA NEWS』より)
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