ネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者・ひろゆきと俳優・東出昌大のアフリカ横断珍道中に密着したABEMAオリジナルバラエティ『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』が復活。『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』が配信中だ。シーズン2の舞台は南米。前作・アフリカ旅では、道中に出会った人と共に食事を取ったり、動物を狩ったり、ホームステイしたりと現地の人々と交流を深めていた2人。南米旅での出会いを語ってくれた。
「背が高すぎて気持ち悪い」東出昌大、南米ではモテず
――前回、現地の方々と心温まる交流があったと思いますが、今回もそういった交流はありましたか?
東出:オスカルですかね。
ひろゆき:20歳くらいで、妹さんとお母さんとおばあちゃんと同居していて、一家を支えながら大学に行こうとして、今は休学して学費を稼いでる男の子と仲良くなりました。
「行きつけのディスコがあるんだ」ということで連れて行ってもらったら、全然行きつけな感じじゃないんです。慣れてらっしゃらない。
東出:照れ屋というか、奥手でしたね。ただ「女の子に連れて行ってやる」と。
昼間はタクシー運転手として街を案内してくれていたんですけど、そこからディスコ行くぞ!ってなったときに、姿をくらましたんです。「なんだあいつ、いないじゃないか」って言ってたら、30分くらいかけておめかししてきたんです。で、イケイケで行くぞ!って行ったんですけど、オスカルは多分そのディスコでは年齢が下の方で。男に奢られ待ちみたい女の子たちがいたから、僕らはABEMAポケットがあるから、「声かけ行こうぜ!」って誘っても、「いや、今じゃない」みたいな(笑)。僕らはガバガバ飲みながら踊り狂って「おい!行くぞ!」って言っても「今じゃない」と断り続けられる。照れ屋の紳士でしたよね?(笑)
ひろゆき:じゃあ女の子に声かけようってなって、東出さんが声をかけたら「背が高すぎて気持ち悪い」って言われてフラれるという(笑)。
――東出さんがフラれることがあるなんて!南米では身長が高い人は人気ないんですか?
ひろゆき:気持ち悪いらしいです。
東出:そんなに背が高い人はいなかったですね。僕より高い人は見なかった。
ひろゆき:山岳の地域とかだと、割と背の低いずんぐりむっくりした体型の人が多かったです。なので、東出さんはやたら背がデカくて気持ち悪い。「進撃の巨人」みたいな感じに見えたんでしょうね。
東出:確かに。変異種ですね(笑)。
しかも、僕らも旅を盛り上げるためにガバガバ酒飲んでたんですけど、全然高山病の可能性ありましたよね(笑)。そこで踊り狂ってたから。
ひろゆき:東出さんはオスカルさんに思い入れ強かったですよね。色々あると番組からボーナスがもらえるんですけど、それを全額オスカルさんにあげます!ってなってました。オスカルさんは家の土地を騙されて取られたり、苦労してるんですよ。あと、オスカルさんは迷惑系YouTuberみたいなことをしていて、ペルーのサッカーの試合中に走り込んで行って追い出されるみたいな動画も残ってたりするんですけど、若い頃にヤンチャをして、なんとか有名になって稼がなきゃみたいな空回りをしているんです。行動力はあるけど、やってることがずれている。そんな青年なんです。
だからディスコも本当は帰ってもいいんじゃね?って感じだったんですけど。本来2人ともディスコとか嫌いなんです。
東出:頑張りましたね〜(笑)。
ひろゆき:「どんなもんか?」という興味はあるけど、見たら「ああ、わかった。OK」ってすぐ帰りたくなる。でも、東出さんがオスカルを楽しませなければいけないってモードに切り替わっていたので僕は付き合いました。
――そのとき、豊川ディレクターはどんな感じだったんですか?
東出:ディスコで一番最初に、全然場も温まってないときに、「今は行けない!」って空気のときに先陣を切って…。
ひろゆき:音楽が鳴り始めて、まだ踊るところにそんなに人がいない状態で、「もう今日はこのままなんじゃないの?帰る?」くらいの感じのときに、豊川さんは行ってましたね。豊川さんは好きなんじゃないですかね?(笑)
「初めて見るひろゆきさんの顔」命と向き合うひろゆきにスタッフ驚き
――今回の旅で改めてお互いのここが素敵だなと思うところはありましたか?
東出:いい歳したおっさん2人なので絆も何も青春的なことはないんですけど…でも、ひろゆきさんの優しい一面を端々で目にしますし、ウユニというボリビアの街に行ったときは結構驚きの連続でした。ひろゆきさんの優しさもだし、色々ありました。
――この番組を見ていると、ひろゆきさんの印象がすごく変わりますよね。こんなにハートフルな人なのかと。
ひろゆき:普通ですよ。
東出:対人というのは前作でもたくさん見れたと思うんですけど、今回は土地の人たちの食文化ということで、ひろゆきさんご自身が動物を捌いたり、命をとめたりする瞬間があったんです。僕との共同作業だったりしたんですけど、カメラマンさんやディレクターさんが「初めて見るひろゆきさんの顔だった」とおっしゃっていました。何か面白がるでもなく、「こんな顔するんだ…」とキョトンとした顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
ひろゆき:自分の顔なのでわからないですけどね。
東出:僕もひろゆきさんの顔を見る余裕がないくらい大型の動物をやっていたので、映像を見るのが楽しみです。
結構大きい。6〜70kgあるんじゃないかな。
ひろゆき:東出さんが、そんな大きい動物を鉄パイプで殴ってました(笑)。
東出:最後とどめを刺したのはひろゆきさんじゃないですか!
ひろゆき:東出さんはやっぱり剣道家だなと思いました。
取材・文:堤茜子
写真:You Ishii