集英社はスマートフォンおよびタブレット端末向けの新たな縦読みマンガアプリ「ジャンプTOON」の配信を、2024年5月29日に開始した。
「ジャンプTOON」は、オリジナル縦読みマンガ作品や人気作品のタテカラー版作品を連載する、ジャンプグループ発の新サービス。モバイル端末向けのアプリに加え、WEBサイトでも展開し、PC等のブラウザからも利用できる。
創刊時点で28作品のオリジナル連載マンガや人気作品のタテカラー版を掲載。毎日4作品以上が更新される。また、新連載も随時開始していく予定で、「ジャンプTOON」独占・先行配信作品や、すでに他プラットフォームで公開されている人気の縦読みマンガも配信される。
掲載される各作品は数話を無料で読めるほか、一定時間待つと無料で作品を読める「待てば無料」を利用して楽しむことが可能。
■タテカラー版連載
「ジャンプTOON」では人気作品のタテカラー版を配信する。タテカラー版はコマを縦読みに組み替え、原作とはまた異なる読書体験を目指してフルカラー化した作品。サービス開始時は、増田こうすけ・著『増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和』、古舘春一・著『ハイキュー!!』、黒澤R・著『金魚妻』の3作品を掲載。掲載作品数は今後も増えていく予定。
■「ジャンプTOON」連載マンガ■
「ジャンプTOON」リリース時には28作品のオリジナル作品・タテカラー版作品が連載される。『盾の勇者の成り上がり』のアネコユサギ原作『鎧の令嬢の返り咲き』、斜線堂有紀原作『きみのためのエデン』など、オリジナル連載も充実している。
■「ジャンプTOON」統括編集長・浅田貴典 創刊コメント
「ジャンプっぽさって何ですか?」と聞かれたら、浅田は「変わるのが、ジャンプです」と答えます。
マンガ雑誌だけが購買のメインだった時代、紙の単行本が売れ出した時代、小学生男子のみが読者層だった時代、中学生以上の世代が読み続けるようになった時代、スマホ閲覧・購読が始まった時代、世界中の読者が同時にマンガを楽しむようになった時代。その変化に合わせて、ジャンプグループは、クリエイターと編集者が面白いマンガを作ってきました。
今回、我々は「タテマンガ」に挑戦します。新たな読書体験に、ご期待ください。
■縦読みマンガ投稿サービス「ジャンプTOON NEXT!」
「ジャンプTOON」編集部では、「ジャンプTOON」創刊にあわせ、デビューにつながる、縦読みマンガ投稿サービス「ジャンプTOON NEXT!も5月29日に正式スタートした。5月22日に募集開始した「第2回 ジャンプTOON AWARD」に合わせ、作品の先行応募受付を開始していたが、29日の正式スタートからは応募作品が公開され、漫画賞応募を目的としない作品の投稿も可能になる。
「ジャンプTOON AWARD」応募作品や「ジャンプTOON NEXT!」の投稿作品から「ジャンプTOON」にデビューする新人漫画家の発掘・育成を目指す。
「ジャンプTOON NEXT!」は、WEBブラウザを通じて誰もがオリジナルの縦読みマンガを投稿・公開できる。優秀作品投稿者には、「ジャンプTOON」でのデビューチャンスを多数提供、投稿された作品については、「ジャンプTOON」編集部のスタッフが読み込み、デビューの可能性を感じさせた投稿者には、編集部より直接スカウトの連絡があるという。