【写真・画像】「あ! 以前の水色の着物だ! いや、柄が違う!」佳子さまのギリシャ訪問に同行した記者の“こぼれ話” 「飛行機にてピンクの装いで会釈」も 1枚目
【映像】佳子さまのギリシャでの華やかな衣装全部見せ!
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 秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまがギリシャ訪問から帰国した。同行取材した、テレビ朝日社会部の皇室担当記者、遠藤行泰氏に“こぼれ話”を6つのポイントに絞って聞いた。

【映像】佳子さまのギリシャでの華やかな衣装全部見せ!

━━佳子さまのギリシャ訪問の目的とは?

「一言で言えば国際親善だ。今年は日本とギリシャが外交関係を樹立して125周年であり、『文化観光年』として位置付けられており、ギリシャ政府から『ぜひ佳子さまに来ていただきたい』とご指名で招待された。ちなみに、去年11月のペルー訪問以来、3回目の海外訪問だ」

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━━1つ目のポイント「出遅れた着物チェック」とは?

「外交関係樹立125年記念式典が始まったのは、日本時間の午後6時過ぎ。記者である私の原稿を地上波ニュースに入れ込む可能性があったのだが、座席は佳子さまが最前列で、私は最後列。映画館のように傾斜はついていたもののよく見えず、入場から着席までのわずかな時間に佳子さまの装いをしっかりと確認して記事にする必要があったのだ。そしてついに佳子さまが入場したのだが、司会者が『立ってお迎えしましょう』とアナウンス。私も急いで立ち上がったものの姿がよく見えない。なんとかちらっと見えた際に『あ、水色の着物だ!』と。そして同行記者と共に記憶を手繰り寄せて、『去年12月、29歳の誕生日に際して撮影された時に着ていた着物じゃないか!』と一瞬思ったのだが、柄が違う! さらに正確には水色ではなく浅葱色であり、ギリシャの国旗に合わせられたのではないかと思われる」

━━2つ目のポイント「ギリシャで『ローマの休日』を想起」とは?

「ペルー訪問の時も『微笑のプリンセス』と地元でも報道され、外国の王女様が訪れているような、まるで『ローマの休日』だ、と薄々感じてはいたのだが、ギリシャでは『本当にまるでアン王女だ!』と確信する場面が何度もあった。柔道クラブを訪問し若者に声がけをされた際のこと。期せずしてこれが日本とは異なる形となった。日本では『カメラに近い手前から奥に』話しかける様子を撮影するのだが、ギリシャでは長時間撮影できた関係もあり、『カメラの奥から手前に』順番に握手をしてお声がけをされた。これこそが、『ローマの休日』のラストにある『新聞記者との別れのシーン』を彷彿させたのだ。映画ではアン王女が恋をした新聞記者に別れの挨拶をするために、お世話になったメディアに奥から順に挨拶をしたシーンがあったのだ」

「もう一つ佳子さまならではの印象的な点がある。佳子さまは一人ひとりと丁寧にお話をされるのだが、するとどうしても時間が押してくる。その際にお付きの方が少し急ぐようにお願いをするのだが、願いを受けてすぐに佳子さまが次の人に移ってしまっては目の前の方が寂しい思いをする。そんな心情を察して、佳子さまはお声がかかっても絶対にすぐには移動しない。しばらく眼前の相手と親しく対話をしてから何事もなかったように次の人に話しかけられる」

━━3つ目のポイント「手話でより親密に」とは?

「ろうあ者を支援する施設を訪問し、そこでギリシャの手話教室に参加されて一緒に学ぶとは聞いていたのだが、到着し出迎えた関係者一人ひとりにギリシャ手話を使って挨拶をされたので驚いた。当然、国が異なれば手話も異なる。つまり、佳子さまはギリシャの手話を予習されていたのだ。これは手話に限らない。ギリシャ語の挨拶も覚え、式典や面会でも積極的に使われ、ギリシャの人々はとても喜んでいた。海外の方と接する時に対話のツールを用意することでより深く親善できるということを体感としてわかってらっしゃるのだ」

━━4つ目のポイント、「幻の海辺のお声がけ」とは?

「実は海外に皇室の方が訪問された際、式典で言葉を述べられるシーンでは事前に準備された原稿を読み上げられている。だが、我々記者団としては事前に準備してない生のお気持ちも聞きたい。今回のギリシャでもどこかで聞きたいとは願っていたものの、当初予定してしていた『ケルキラ島で海をバックに聞こう』という計画が雨で頓挫してしまったのだ。そこで、世界遺産の旧市街地を視察されたタイミングで私が『ギリシャの旅も終わりが近づいてきました。こちらでの日々を振り返っていかがですか? そして、残された時間をどのように過ごされたいですか?』と質問をし、佳子さまは『訪問させていただいた場所それぞれ魅力的で皆様に温かく迎えいただいてとてもうれしく思っております。この後2日間ギリシャを感じながら過ごしたいと思います』と答えてくださった」

━━質問の内容やタイミングは事前に佳子さまに伝えられていたのか?

「実は、佳子さまがペルーのマチュピチュを尋ねられた際、何も事前に伝えることなく記者が『マチュピチュをご覧になっていかがですか?』と聞いたところ、佳子さまは本当に嫌な顔一つせずに『すごく壮大な景色で、写真では拝見したことがあったのですが、この場に立ってみてみると、おーという感じがすごくします。何かすてきな空気を感じます』とお答えになられた。とはいえ、その際、近くで見ていた宮内庁の職員たちがびっくりしてしまった。そのため、やはり最低限の礼儀として、事前に近くの職員には『このようなことをこのタイミングで聞きたい』に伝えていた」

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━━5つ目のポイント「同乗機で驚きの会釈」とは?

「佳子さまが海外に訪問される際は民間の飛行機に搭乗される。佳子さまの一行は飛行機の前の方に乗られ、私たちプレスはエコノミークラスということもあって後ろの方に座るのだが、ヒースローからアテネに向かう飛行機においてギリギリまでトイレに行っていた私が飛行機に乗り込んだ際、佳子さまのご一行の席が見え、通路側に女性護衛官が見えた。『ひょっとして』と思ってた私が窓側を見るとピンクの服を着た佳子さまが座ってらっしゃって、目が合った。すると佳子さまの方から会釈してくださったのだ。旅のスタートがそういう形だったため、いい旅になりそうな気がした」

━━最後のポイント「佳子さまとの旅は続く」とは?

「私の性格に起因するのだろうが、今回、ギリシャで佳子さまを近くで見ていると、国際親善で海外訪問されたり、国内を飛び回られるお姿をいつまで見られるのかとしんみりしてしまった。現在、女性皇族は今の皇室典範の規定で結婚したら民間人になるのだが、民間人になられるともう我々は取材できなくなってしまう。今回、取材を通して痛感したのは佳子さまの発信力だ。衣装やスピーチ、振る舞いは華やかで地元メディアは『東洋のダイアナ』などと報じていた。もちろん、天皇皇后両陛下の長女でいらっしゃる愛子様も公務の方で活躍されているが、仮に佳子さまが皇室を離れてしまうとなると大きな発信力が失われてしまうのでは、などと考えてしまった」

━━とはいえ、ご本人が希望すれば皇室に残るということもあり得るのか?

「まさに今国会で女性皇族が結婚した後も皇族として残ることができるようにするのか、という話し合いが進められている。とはいえ、当然佳子さまご本人の意志が尊重されるべきであり、私も含めて佳子さまの発信力に期待する人の『皇族のまま残って』という無言の圧力のようなものがかかると、それは佳子さまにとって必ずしも幸せではない。自戒を込めてではあるが、私たちメディアも冷静に静かに伝えていかなくてはいけない」
ABEMA倍速ニュース

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