松本まりかが主役の結婚詐欺師を演じる『ミス・ターゲット』の最終回が放送。詐欺のために嘘をつき続けた主人公が初めて愛する人に出会い、その人を思って別れを告げるのか注目が集まった。
6月16日(日)、松本まりか主演の新ドラマ『ミス・ターゲット』(ABCテレビ)最終話が放送された。朝倉すみれ(松本まりか)は警察からマークされる百戦錬磨の結婚詐欺師“ミス・ターゲット”。すみれは詐欺師を引退して若き和菓子職人・宗春(上杉柊平)と両思いになり、自首しようとした直後に逮捕される。3年間の刑期を終えたすみれは偶然宗春と再会するが、暴漢からすみれを守ろうとした宗春が大怪我を負い命の危機にさらされてしまう。
最終話で宗春は手術が成功し回復を果たす。一方、すみれの元にはかつての詐欺のターゲット・闇金業者の轟武蔵(八嶋智人)が現れた。詐欺に遭ったにもかかわらず、すみれを本気で愛するようになったという轟。「僕と一緒に草津に行きませんか」と告白されたすみれは、轟と草津で働くことを決める。
すみれは宗春を訪ね、「今までご迷惑をおかけしてすみませんでした」「今まで本当にありがとうございました」と別れを告げた。宗春はすみれへの思いを込めて大好物の草餅を作り、「久しぶりに草餅を作ったので食べていきませんか」と持ちかける。ところがすみれは首を横に振り、「宗春さん、約束してください。何をしてても幸せでいるって」と小指を差し出した。宗春は「すみれさんも、約束してください。どこにいても何をしてても幸せでいるって」と切ない表情で指切り。すみれは「お元気で」と宗春の元を去った。
このシーンを見ていたのが、すみれのかつての弟子・萌(鈴木愛理)。宗春を愛する萌は、2人の絆と両思いを痛感する。
すみれが草津に旅立つ日、萌は宗春に「好きです」と告げた上で「すみれさんのところに行ってください」と背中を押す。宗春はすみれがバスに乗り込む寸前に追いつき、「すみれさん!」と呼びかけた。「どうして…?」「なんで来たんですか」と戸惑うすみれ。宗春は草餅を手に「これ、食べてほしくて…」「すみれさん、食べたいって言ってたから」と熱いまなざしを向けた。
宗春の言葉に涙が止まらないすみれ。バスの出発時刻が迫る中、すみれが下した決断とは?
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