2022年6月に発生した「別府ひき逃げ事件」。八田與一(はった よいち)容疑者が運転する軽乗用車が衝突しバイクに乗っていた大学生が死亡した事件で、八田容疑者を全国で重要指名手配して行方を追っている。
事件は徐々に認知されてきているものの、地方ではその情報格差があらわになった。ABEMA的ニュースショーでは八田容疑者の足取りを追うため聞き込み調査を敢行。広島県尾道市向島の道の駅の店主は「知らん」とコメント。別の場所でも「全然知らない。いつですか?」「いや、わからない」との回答が相次いだ。「似たような人見たことない?」と問いかけても「ないよ」と取りつく島がなく、八田容疑者はおろか事件についても知らない人が多かった。
そこで情報提供を求めるポスターを配布。「ちょっとでも似ている人いたらぜひお願いします」と頼み込むと応じてくれる女性や、実際に掲示してくれた建物もあった。
この状況に笑下村塾代表のたかまつなな氏は「まだ知らない方もたくさんいらっしゃるんだなと思った」と語り「ネットで拡散されていると思うので、ご高齢の方とかはあまり見る機会少ないのかなと。ぜひご家族のなかで『こういう事件あるんだよ』とお伝えしていただくといい」と提案した。
弁護士の清原博氏は「この事件は『ひき逃げじゃない』『殺人なんだ』と、大分県警がはっきりと言えばニュースになって、国民の意識も違ってくる」と解説。「風化させないためにも、ひき逃げの事案じゃない、八田容疑者がどれだけひどい男であって、殺意をもって車をぶつけたんだということを、きちんと警察が説明しないと国民の意識は高まらないんじゃないか」と訴えた。
情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。X(旧Twitter)の番組公式アカウント(@News_ABEMA)のダイレクトメッセージでも情報を募集している。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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