マツコ&有吉が、生まれたことが“事件”とすら感じる東京土産の王道について語り合う一幕があった。
7月5日に放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)では、視聴者から寄せられた「私はチヂミのタレが好きなのですが、好きなタレ、ありますか?」という素朴な疑問を受け、2人が食に関するトークを繰り広げることに。
旅のお土産といえば、空港や駅で売っているご当地のお菓子を購入するのが“あるある”だが、有吉は先日福岡空港に訪れた際、「あまおう」を使ったお菓子の数々に戸惑い、ド定番の「梅ヶ枝餅」を購入して帰ってきたそうだ。マツコも新参のお菓子にはなかなか手を出せず「結局、明太子を買って」しまうという。
そんな中で、有吉が「東京土産は何が良いんだろうね?俺は『東京ばな奈』で止まってるよ」と言うと、進行役のテレビ朝日・久保田直子アナウンサーは「止まりすぎ!」と突っ込んだ。マツコも「あれは20世紀のものだと思う(笑)」と意見した。
番組が調査したところ、現在は、中身はこし餡と特製ホイップクリームの2層仕立てとなっている「東京レンガぱん」が、人気のお土産とのこと。有吉は、バナナカスタードとスポンジを組み合わせた「東京ばな奈」が当時の画期的な商品だったことについて触れ「だから結構残っているんだと思う。老舗をぶっ飛ばすパワーがあった」と言い、マツコも「『東京ばな奈』は事件だったのよ。よく考えたわ。『東京ばな奈』の(開発の)人もこんなに売れるとは思わなかったと思う」と同調した。
なお、「東京ばな奈」は1991年11月から発売スタートしたもの。マツコが「スポンジ生地、美味いよね。(それでいうと仙台銘菓の)『萩の月』(1977年発売)が変えたと思うよ。だってあれ、スポンジ生地にカスタードって仙台全然関係ないからね」と「東京ばな奈」と同様、その地に根差したものではないところに着眼点をあてたことを指摘すると、有吉も「『萩の月』はすごいね。本当そうだね」と同調していた。
(『マツコ&有吉 かりそめ天国』より)