南米ボリビアで東出昌大とひろゆきが出会った、とあるタクシー運転手とリャマオーナー。2人は結託して手数料をふっかけ、懐を肥やそうとしていたものの、最終的には仲間割れ。客である東出とひろゆきの前で、ぼったくり同士が喧嘩を始めるという、カオスな展開を迎えた。
7月7日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆき(西村博之)を、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
ボリビアで迎えた南米旅16日目。この日一行は、早朝からオルロ県・カラカラ村へ向かい、リャマを捌いて食べる同国の食文化を体験した。命の恵に感謝しながら、リャマを味わった一行。さまざまな思いを胸にタクシーに乗り込み、帰ろうとしていたその時だった。車外で運転手のエフラインさんとリャマオーナーが、何やら揉めている。「仲間だと思っていたのに最悪なやつだ」「俺は正直にやっていたのに、お前はとんだ嘘つきだな!」と声を荒げるエフラインさん。一体何があったのか。
そもそも今回のリャマは、エフラインさんがリャマオーナーに依頼し、用意された。リャマの価格は1200ボリビアーノだったが、エフラインさんは手数料込みで2000ボリビアーノを請求。一行は言われた通り、合計2000ボリビアーノを支払った。ここで問題になるのが、手数料分の800ボリビアーノは誰のものになるのかということ。その部分を事前に話し合うことなく、事を進めた結果、揉めてしまったというわけだ。
800ボリビアーノをすべて自分の懐に入れようとしたリャマオーナーに、エフラインさんは「何様のつもりだ。金をすべて横取りしようなんて」と怒り心頭。しかしリャマオーナーも「俺の分を横取りするな」と引き下がろうとしない。エフラインさんが「どこにあるんだ」と金のありかを問いただすと、リャマオーナーは「家に置いてきた」というので、エフラインさんは「じゃあ家に行こう。それが手っ取り早い」と取り立てに行くことに。そんな2人のやり取りを、ひろゆきは「現実ってそういうもんだよね」と笑いながら聞いていた。
こうしてエフラインさんは、東出とひろゆきを車に乗せ、リャマオーナーの自宅に向けて出発。車内でもエフラインさんの怒りは収まらず、「どれだけズル賢いんだ。全部独り占めにしようなんて」「僕はこういうのが嫌いだよ。1200のリャマを2000で売って、浮いた800をすべて独り占めしようとしている」「あいつはあまりにも金に汚すぎる!」と愚痴が止まらない。まるで被害者のような言い分だが、彼も中抜きの分け前にあずかろうとしていたことを考えると、「どっちもどっち」という印象だ。ぼったくり同士の争いに巻き込まれ、リャマオーナーの自宅へ一緒に行くことになってしまった一行。果たしてこの醜い争いは、どんな結末を迎えるのか…。