クランクイン前日に、撮影が突如頓挫した幻の映画が27年越しに完成した。
8日、映画『箱男』のジャパンプレミアが都内で行われ、主演を務めた俳優の永瀬正敏(57)や浅野忠信(50)、佐藤浩市(63)らが登壇した。
映画は、芥川賞作家・安部公房が1973年に発表した同名小説が原作。一方的に世界を覗き見る「箱男」を偶然目にしたカメラマンが、箱男に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり本物の箱男になろうとする姿を描いている。
永瀬は役作りについて聞かれると、次のように答えた。
「ホテルの部屋のドアを開けっぱなしにして、ずっと箱に入っておりました。トイレとお風呂に入るとき以外は箱の中で生活をしていまして、今回も同じことをしていました。小さい相棒がいるもんですから…猫と言うんですけど。猫がいてくれるので少し前回とは違いましたが、興味を持ってくれるので一緒に入ったりしていました」(永瀬)
また、浅野は「みなさんががどう見てくれるのかとても気になっているので、ぜひSNSなどでたっぷり感想を書いてくれるとうれしいく思います。それをのぞいて、みなさんががどういう気分で箱男を楽しんだのかを知りたいです」と語った。(『ABEMA Morning』より)