FRUITS ZIPPERが15日、茨城県ひたち海浜公園を会場にした大規模野外音楽フェス『LuckyFes’24』の最終日に出演し、メインステージに集まった幅広い年齢層を「NEW KAWAII」で包みこんだ。
【映像】『LuckyFes’24』FRUITS ZIPPERのステージ
最終日は午前中から雨脚が強く、13時40分の出番にはどうかな……と一抹の不安があったが、まるで彼女たちの出演時間に合わせたかのようにカンカン照りの気候に変身。それを盛り上げるように「NEW KAWAII」「ふれふるサマー!」とアッパーな曲でスタートし、MCなどをはさんでラストは TikTokで15億回再生された「わたしの一番かわいいところ」。
今年5月にはデビュー2年で日本武道館公演ツーデイズ公演ソールドアウトさせた実力そのままに、“今日イチ”の入りとも言える観客を魅了した。出演直後の彼女たちのインタビューをお届けする。
「湘南乃風さんかと思った」観客一体となったタオル回し
ーーライブお疲れ様でした。朝から結構な雨模様だったんですが、FRUITS ZIPPERが始まるときには見事に晴れていましたね。
全員「(拍手しながら)嬉しい〜」
鎮西寿々歌(以下、鎮西)「めっちゃ楽しくてずっとニコニコしてました。お客さんが雨のときから待っていたのを知っていたんで、そのぶん楽しいパフォーマンスを届けたい思いでいっぱいでした」
松本かれん(以下、松本)「私たちにはタオルを回す『ふれふるサマー!』っていう曲があるんですけど、みんな思ったよりタオルを持って回してくれてた」
真中まな(以下、真中)「はじめての人も一斉に同じ方向に回してくれてたね」
早瀬ノエル(以下、早瀬)「“タオルの海”みたいだった」
仲川瑠夏(以下、仲川)「途中で湘南乃風さんのライブかと思ったぐらい(笑)」
真中「去年より大きなステージに立たせていただいたので、ステージを走る場面があったり、炎が出たりするサプライズな演出があったりで、より楽しさっていうのを感じてもらえたかなと思います」
ーーすでにいろいろなフェスに出られていますが、『LuckyFes』にはどんな印象を持っていますか?
仲川「“お祭り”みたいなイメージですね。遊ぶところもあるし、アートにもすごい力をかけてるなという印象で、何より最後花火もあるんですよね。夏の思い出が作れるフェスです」
ーー結構早い時間にライブが行われましたけど、今年も花火を見る予定なんですか?
全員「見たい〜!」
仲川「スケジュール調整お願いしたら見れるかも……」
ーー月足さんは今年の『LuckyFes』の感想いかがですか?
月足天音(以下、月足)「前回暑くて、今日は雨だから涼しいのかなって思ったんですけど……やっぱりめっちゃ暑かったです」
ーーすごくシンプルな答え(笑)。
月足「(笑)。アーティストエリアにかき氷とかがあって夏を感じられました」
ーーフェスなのでフードは多いですよね。
早瀬「去年は出演日の1日前に来て、ほかのアーティストさんのライブを見てたんですけど、『焼き小籠包』がすっごく美味しかった記憶があって、今年も食べたいな〜って思ってます」
仲川「お酒が好きな組は、終わった後にビールを飲めるのがすごい幸せです」
鎮西「毎回3人(仲川、鎮西、真中)で飲んでるよね」
仲川「でもこの前、北海道のフェスではじめて月足と乾杯したんです」
月足「私もついに“フェス出演後のお酒”デビューしました。嬉しい」
「メンバーがワイワイしているのを見るのが楽しい」(櫻井)
ーーフェスの話とは変わって、今年の夏にやりたいことがあればお聞きしたいのですが。
月足「またシンプルな答えなんですけど、海に行きたい……いや、“海の音”を聞きに行きたいですね」
ーー海水浴するとかではなく。
月足「日中はちょっと暑いので、夜に行って波が訪れる音を聞いてチルしたいなと」
櫻井優衣(以下、櫻井)「なんだろう……私は花火が見たいです」
ーー今日叶いそうじゃないですか。
櫻井「確かに(笑)。あと夏フェスのときってメンバーがワイワイしているのを見るのが好きなんですよね。屋台で『あれ食べたい』とか言ってる声が聞きたい。私はその後ろをついて行きます」
松本「私は水鉄砲をやりたい。去年もやったんですけど、お客さんに向けて水をかけてあげたい(笑)」
早瀬「私は定番の楽しみ方なんですけど、浴衣を着て、“手の花火”……」
鎮西「線香花火?」
早瀬「手持ち花火だ(笑)。それをしたいです。あと、マシュマロを野外で焼きたい」
仲川「あっ、私バナナチョコを15本食べたい」
ーー急に(笑)。そして「15」という数字には意味があるんですか?
仲川「今年花火大会とかお祭りに3回行くとするじゃないですか。一回5本食べられると考えて15本です。実際毎回5本食べてるので」
ーーなるほど。鎮西さんはどうです?
鎮西「砂風呂に入ってみたいんですよね。体から毒素が抜けていくって聞いて気になっていて……あとはFRUITS ZIPPER主催のライブで縁日をやりたいですね。みんなで浴衣を着て出し物ができたらいいな」
真中「私は苦手なホラー映画を見るのに挑戦したいですね。今年ならいけそうな気がするんです」
ーーどんなタイプの作品に挑戦します?
真中「『アナベル 死霊館の人形』っていう洋画のホラー作品見てから苦手になったので、邦画から……」
早瀬「でも日本のほうが精神的に来るよ」
月足「それでダメだったらどっちも無理じゃん」
真中「じゃあ見るのをやめます!(笑)」
取材・文:東田俊介
写真:高田真希子/team SOUND SHOOTER
ステージの様子はABEMAにて無料見逃し配信中。