アメリカのバイデン大統領が大統領選挙戦からの撤退を表明しました。後継者としてハリス副大統領を推薦しています。
バイデン大統領は21日、「選挙戦から退き、残りの任期で責務を全うすることが民主党と国の最大の利益になる」として選挙戦からの撤退を表明しました。また、後継者としてハリス副大統領を推薦する考えを示し、「今こそ団結してトランプ氏を打ち負かす時だ」と呼びかけました。
後継に推薦されたハリス氏は声明でバイデン氏の功績を称えたうえで、8月シカゴで開催される民主党の全国大会で党の候補としての「指名を勝ち取りたい」と述べ、選挙戦に出馬する考えを示しています。
共和党のトランプ前大統領はCNNの記者に対して、「ハリス氏の方がバイデン氏よりも倒しやすい」と述べたということです。トランプ陣営はすでにハリス氏を批判する選挙CMを発表するなど臨戦態勢を整えています。(ANNニュース)