手の震えが止まらないほど強大な相手に、力を合わせて立ち向かう。それも、後ろ盾がない状態で。そんな胸アツな展開が見られたのが、アニメ「葬送のフリーレン」でフェルン(CV:市ノ瀬加那)とシュタルク(CV:小林千晃)が魔族のリュグナー(CV:諏訪部順一)と戦った第8話だ。
現在配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが“人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得ている原作コミックスは既刊13巻で累計2200万部を突破。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX(旧Twitter)でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ、大ヒット作となった。
出会った頃は半人前の子供だったフェルン、臆病で自己評価の低いシュタルク。そんな2人の力をフリーレン(CV:種崎敦美)は正しく評価し、信じていた。「首切り役人」のリーダー格である魔族リュグナーらが街で暗躍する中、フリーレンは別の目的のため街を出ることにした。残されたフェルンが「待ってください。この街を見捨てるつもりですか?」と言うと、フリーレンは「ん?フェルンたちで倒せばいいじゃん」と事もなげに答える。「俺たちが敵うような相手じゃねぇって」とシュタルクが食い下がったが、フリーレンは「相手が強かったら戦わないの?」と突き放しつつも「それに私は2人があいつらより弱いなんて微塵も思っていないよ」と信頼の笑みを浮かべた。
リュグナーは魔王直下の大魔族・七崩賢のひとり“断頭台のアウラ”配下の実力者。初めて会ったときからフリーレン以外の2人のことは見向きもしなかったほど力に差があり、それを肌で感じたシュタルクはずっと手の震えが止まらずにいた。その相手に対し、シュタルクがまず単身で挑み隙を作ると、離れたところからフェルンが対魔族に特化するよう改良された“魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)”を浴びせる。連携のとれた奇襲にさすがのリュグナーも直撃を食らい、左腕ごと吹っ飛ばされた。
タイミングぴったりの連携が決まり、多くの視聴者が「来たーーーー!!!!」「すご!!!!!」「やったか!?」「かっけぇーーー」と沸いたシーンだった。
※種崎敦美の「崎」は、正式には“たつさき”
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 冒険の終わり | フリーレンの涙 |
2 | 別に魔法じゃなくたって… | 約束の花 |
3 | 人を殺す魔法 | スカート捲ったクソガキ |
4 | 魂の眠る地 | かけがえのない「たった10年」 |
5 | 死者の幻影 | 「撃て」 |
6 | 村の英雄 | ド迫力のシュタルクvs竜! |
7 | おとぎ話のようなもの | ヒンメルが銅像を残す理由 |
8 | 葬送のフリーレン | 「葬送のフリーレン」の由来 |
9 | 断頭台のアウラ | 「ヒンメルはもういないじゃない」 |
10 | 強い魔法使い | 「自害しろ」のリップシンク |
11 | 北側諸国の冬 | 漫画作者描き下ろしの女神 |
12 | 本物の勇者 | シュタルクの兄との思い出 |
13 | 同族嫌悪 | 魅惑(?)の投げキッス |
14 | 若者の特権 | むねキュン過ぎる指輪渡し |
15 | 厄介事の匂い | 長尺で描かれたダンス |
16 | 長寿友達 | 最愛の人を喪った長寿種 |
17 | じゃあ元気で | 「もう付き合っちゃえよ!!!」 |
18 | 一級魔法使い選抜試験 | 空が半分しか見えない大きさ |
19 | 入念な計画 | 奇襲を完璧に防ぐフェルン |
20 | 必要な殺し | 必要なおんぶ |
21 | 魔法の世界 | 「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」 |
22 | 次からは敵同士 | めんどさ全開なフェルン |
23 | 迷宮攻略 | また箱から尻出してる |
24 | 完璧な複製体 | やきもちフェルンのハグ |
25 | 致命的な隙 | モジモジフリーレン |
26 | 魔法の高み | 金のミミックからも尻出し |
27 | 人間の時代 | 少年ヒンメルの出会い |
28 | また会ったときに恥ずかしいからね | 孫弟子と同じ嫌顔 |
・無料でみられる「葬送のフリーレン」エピソード・見逃し配信一覧