メールなどから偽サイトに誘導し、銀行口座などの情報を盗むフィッシング詐欺が問題となるなか、さいたま市の高校で生徒たちによる被害防止の取り組みが行われました。
22日の午後、さいたま市にある浦和麗明高校の「Webデザイン部」が、インターネット上でフィッシング詐欺を行う悪質なウェブサイトを関連企業などに通報する活動を公開しました。
学校によりますと、「Webデザイン部」は3年前に設立され、プログラミングや動画編集などを週3回ほど行っています。生徒たちがインターネット上での犯罪について考えるきっかけを作りたいとして、今回の活動を導入したということです。
「(詐欺防止の活動は)高校生にはまだ早いというイメージがあったが、防止の促進にはよい機会だと思った」(結城碧さん)
警察によりますと、埼玉県では去年、フィッシングを通じたネットバンキングでの不正送金被害が360件あり、前の年から280件増えています。警察は見知らぬサイトにはアクセスしないよう呼びかけています。(ANNニュース)