完成度の高いメイクと衣装で、ドラァグクイーンに扮したダイアンのユースケと津田篤宏を、ナジャ・グランディーバも絶賛。関西を拠点に活躍するドラァグクイーン13人が一堂に会した運動会は、序盤からハプニングが続出する異例の展開となった。
ダイアンの冠バラエティ番組『ゲストダイアン』(毎週土曜午後4時〜、ABCテレビ)。本番組でのダイアンの立ち位置は、MCではなくゲスト。毎週異なるMCを迎え、番組内容も出演するMCに合わせて変化するのが特徴だ。7月20日の放送回は、ナジャ・グランディーバら13人のドラァグクイーンがMCとして登場。ドラァグクイーンが持つ明るさや力強さなど、本来の魅力を多くの人に知ってもらうべく、「真夏のドラァグクイーン運動会2024」が開催された。
番組冒頭、ド派手なドラァグクイーン風の装いで登場したダイアンの2人。ユースケは青を基調としたコーディネートで、縦にボリュームのあるウィッグや、胸の中央とお腹を露出したセクシーな衣装がインパクト抜群だ。目の周りを大きく囲んだブルーのアイシャドウや、長いつけまつ毛もよく似合っており、まるでベテランのドラァグクイーンのような風格が漂う。一方の津田は、胸元の赤いハートや黒と白のチェック柄、ゴールドのラインが入ったちょうちん袖などがキュートなドレスで、ハートの女王風に変身。クルクルにカールした赤毛のウィッグや、真っ赤なリップもポイントとなっていた。
そんな2人の姿を見たナジャは「上出来やわ。ものすごい出来上がってるやん。完璧」と絶賛。ナジャからもお墨付きを得たダイアンの2人は、それぞれにドラァグクイーンネームが与えられることに。ユースケは「ユーキャンティー」、津田は「ゴイゴイ・スー子」と名付けられた。
体育館に集まったドラァグクイーンは、総勢13人。各々が個性豊かなのはもちろん、年齢も幅広く、“関西ドラァグクイーン界のドン”ことマダムCOCOは、最年長62歳での参加となった。運動会は、ナジャが団長、ユーキャンティーが副団長を務める青組と、マダムCOCOが団長、ゴイゴイ・スー子が副団長を務める赤組の2チームに分かれて実施。20日は前編として、全5種目のうち短距離走と綱引きの様子が放送された。
短距離走では、各チーム7名が3つのレースに分かれ、40メートルを全力疾走。第1レースは、青組が28歳と32歳の若手2人を投入したのに対し、赤組は56歳と62歳の初老コンビが出場した。するとスタート直後、56歳のFoxy-Oが派手に転倒し、最下位に。62歳のマダムCOCOも善戦したが、青組の若手2人がワンツーフィニッシュを飾った。
続く第2レースも波乱の連続だった。期待されていた赤組の元ラグビー部・ベラグラマラスが、スタート直後にまさかの負傷。赤組の元野球部・イルローザは、1位でゴールしたもののフライングが発覚し、失格に。これらの不運が重なった結果、青組は140点、赤組は20点と大差が開いてしまった。
赤組にとって、これ以上リードを許せない状況で迎えた第3レース。しかし1位に輝いたのは、またしても青組のニーハオオシャミだった。赤組副団長のゴイゴイ・スー子は残念ながら最下位に。チームのピンチを救うことはできなかった。
こうして青組190点、赤組70点と、100点以上の差が開くなか、第2種目の綱引きに突入。勝利チームには200点が与えられることになり、赤組にとって逆転のチャンスだったが、結果は敗北。途中までは互角の戦いだったものの、赤組・イルローザの転倒がきっかけとなり、優勢となった青組が一気に勝利をたぐり寄せた。第2種目を終え、青組390点、赤組70点と、両チームの差はますます開くばかり。赤組は大逆転できるのか。