俳優・東出昌大が、36歳の誕生日を南米旅のパートナー・ひろゆきに祝われ、感動の涙を見せる場面があった。
7月28日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
36歳の誕生日を迎えた今年2月1日、東出は南米ボリビア・ウユニにひろゆきらと滞在していた。この日の夕食後、ひろゆきは東出が席を外した隙に、こっそり購入していたバースデーケーキとワインを準備。ケーキのろうそくに火をつけ、ワイングラスをテーブルに並べていた時、ホテルのダイニングルームに東出が戻ってきた。ひろゆきは完璧な発音で「Happy Birthday to You」を歌い上げ、美声を披露。ひろゆきが用意したケーキは、日本語で「東出さんへ」とメッセージも書かれており、それを見た東出は「うそ!マジ!?」と感激しきり。息を吹きかけてろうそくの火を消した後、東出は「ありがとうございます」と何度も言い、豪快にケーキにかぶりついた。
心のこもったサプライズが、よほど嬉しかったのだろう。口の周りをクリームだらけにし、繰り返し感謝を伝える東出の目は、涙で潤んでいた。喜びと驚き、そして恥ずかしさが同時に押し寄せる東出。「飲みましょ、飲みましょ」とワインを飲むよう勧めつつ、「恥ずかしすぎて」「穴があったら入りたいぐらい」と奥に引っ込んでしまった。
再びひろゆきらの前に姿を現した東出は、「いい年して照れたくないよ〜」と言いながらも、照れ笑いが止まらない。さらに「しかもひろゆきさん、歌うまいんですね」と、ひろゆきの歌唱力に驚いた様子を見せ、「嬉しいですね。いや〜恥ずかしい!」と涙を拭った。東出が照れ屋なことは、ひろゆきも承知の上。「恥ずかしいから苦手なんじゃないかな」と思いつつ、サプライズを行ったと明かしていた。
その後、東出は1人で外へ出ると、「嬉しいもんなんですね」「なんかすごい不思議な感覚です」と切り出し、こんな話を始めた。東出はドラマや映画の撮影中に現場で行われるサプライズの誕生日祝いが苦手で、「芝居に集中したいのでやめてください」と断ることが多かったのだという。「だから現場でそういうことなかなか無かったし、恥ずかしいって思ってたんだけど、恥ずかしいんじゃなくて、照れるんですね、これ。ちょっと嬉しくて。いや〜、モジモジしちゃう36歳」。現在の心境を、素直な言葉で語った東出は、最高の笑みを浮かべていた。さらに「やばいな。俺、明日から顔見て喋れないかも。照れちゃって(笑)」と微笑ましい発言も。そして東出は、ひろゆきが歌ってくれた「Happy Birthday to You」を思い浮かべ、「(ひろゆきの)めっちゃRの発音がキレイだった」「歌、うまかったな」としみじみ回想。温かい気持ちを胸に、ホテルへ戻っていったのだった。