俳優・東出昌大が、南米ボリビア・ウユニ塩湖で奇跡の絶景を目にし、感極まる場面があった。
【映像】13年前、ウユニ湖を訪れた俳優デビュー前の東出昌大(全13枚)
7月28日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
「3年ぐらいしっかり雨が降っていないから、いまウユニ塩湖は滅多に鏡張りにならないんだ」。ボリビア・ウユニ塩湖を訪れた南米旅17日目、現地の運転手が語った同湖の現状に、東出は言葉を失った。13年前にも友人たちとウユニ塩湖を訪れ、鏡張りの絶景を見ていた東出は、すっかり変わってしまった景色に愕然。一縷の望みをかけ、運転手に「今日の夜に雨が降って、明日の朝までに水が張ることはあり得るんですか?」と尋ねたが、「それはないと思う」と返されてしまった。しかしその日の夕方頃、ウユニ市街に戻ってきていたひろゆきが外へ出ると、空に雷が。ひろゆきは「土砂降りになるパターンあるんじゃないですか?」と期待を込め、天候に恵まれることが多い豊川ディレクターに「もってますね〜」と声をかけた。
ひろゆきの予想通り大雨が降り、迎えた翌朝。朝が苦手なひろゆきもこの日は早起きをし、午前4時からウユニ塩湖へ向かった。現地に到着し車を降りると、なんと数ミリ水が張っており、空は晴れていた。鏡張りの絶景を見るための条件がそろう、まさかの奇跡。東出は「遠くに見える街のあかりも反射していますね」「きれいだ…」としみじみ言い、さらに「いや、すごいですね。昨日、すごい雨降ってたけど、まさか本当に水がこんなに張ると思っていなかった。僕、こうやって見えると思っていなかったです。え、すげぇ嬉しい。これは多分、きれいですよ…」と信じられない様子。ひろゆきも「早起きした甲斐がありました」と喜びを語った。
その後、東出はひろゆきらから離れ、幻想的な景色が広がるウユニ塩湖を、1人で歩いた。ひろゆきから見える東出の背中は、どんどん小さくなっていく。静かな早朝のウユニ塩湖に響くのは、東出の足音と吐息。次第にそれは、嗚咽へ変わっていった。ひろゆきはそんな東出を気遣うように、あえて距離をとりながら歩き、しばらく1人の時間を過ごした後、涙する東出に「来てよかったですね」と言葉をかけた。
湖面に反射する橙色の朝焼けと、少しずつ明るくなり始めた空のグラデーション。東出とひろゆきの眼前には、この世のものとは思えないほど美しい光景が広がっていた。13年前に訪れた際も朝焼けを見たという東出に、ひろゆきは当時との違いを質問。すると東出は「今の方がきれいですね」と答え、言葉にならない感動を噛み締めていた。
この奇跡に視聴者も「神回かな」「高橋さんも編集中絶対興奮したろ」「こんなミラクルがあるんか」「素晴らしいな」「神様の奇跡だな」「スターウォーズみたいなんとなく」「なんか予想外だったわ、Abemaすげーな」などと感動の声が上がっていた。