中学生の時にいとこが自殺し第一発見者になるという不幸を背負ったアイドル候補生が、本番を控え声を枯らし発声不可能に!彼女を襲う悲劇に、チームメンバーたちも涙した。
『Dark Idol』は「夢破れていたけれど、もう一度輝きたい」訳アリ女性達の第2の人生を輝かせるためのドキュメントオーディション番組。歌唱指導に紅白出場歌手のAI、『学校のリーダーズ』や『FRUITS ZIPPER』が所属するASOBISYSTEMが全面協力し、格闘家の朝倉未来が「正直に生き、同性に好かれるアイドル」のデビューまでをプロデュースする。
1st Stageでは候補者40名たちのタイマンバトルが行われ、半数の20名が敗退。2nd Stageでは5名1組の4チーム+敗者復活1チームのグループパフォーマンスバトルが行われ、14名(※脱退者1名)が次の予選に勝ち上がった。そして3rd Stageでは『CUTEチーム』と『COOLチーム』に分かれ、10日間の練習を経てアイドルフェスでグループパフォーマンスを行うことに。負けたグループから個人得点の少ない3人が脱落、さらに勝利したグループからも個人得点が最も低かった1人が脱落することが発表された。
『COOLチーム』3rd Stageの全体練習最終日。身内の自殺第一発見者になったという過去を持つ前垣さら(23)は遅れて到着し、メンバーを集め「みんなに伝えないといけないことがあって。声帯にポリープができてしまって今声が全く出せない状況です。ギリギリでみんなに迷惑かけてしまって、本当にごめん」と携帯電話を使って筆談、涙を流した。声を枯らしながらもメンバーを引っ張ろうと努力していた前垣を知るメンバーたちも思わず涙。「まだ(本番まで)4日あるから頑張ろう」「今日は無理せず」と声を掛け合い、前垣に割り振っていた歌のパートを他のメンバーで分けたり、前垣が目立つダンスパートを多くしたり、サビを2人で歌ったりするよう提案があった。
チームメイトである、夢破れた現役ラウンドガール大鷹りか(26)は「すごい努力家なんですよ」と前垣を評価。「努力してめっちゃ練習してて『(前回)この後も公園に行く』って言ってて、夜ですよ。そういう彼女を見てきたから、(声が出なくなったことで)自分が悔しいと思うんですよ。自分の見せ場が減っちゃうので。なので…辛い」と瞳に涙を滲ませた。
また、高身長を理由に夢を挫折した経験を持つ橋本萌花(26)も「思い出したら涙が出そうです、可哀想すぎて」と前垣を想い目頭を熱くする。「1番頑張ってたし、1番歌いたかっただろうし。熱い想いでこのオーディション受けてるの知ってるので、すごい可哀想というか…私も悔しいと言うか…」と一筋の涙を流した。
チームメンバーたちからも心配され想われる前垣。彼女の声は本番までに復活することができるのか――!?