松下奈緒が主演を務め、木村文乃、小雪ら豪華俳優陣が競演する木曜ドラマ『スカイキャッスル』、1話の放送が大きな話題となった第2話が1日に放送された。難関高校に合格した中学生の遥人(大西利空)が、実は美人家政婦とこっそり愛を育み子供まで授かっていた事実が明らかに。母の冴島香織(戸田菜穂)は「学校もろくに出てない女が近づくな!」と激昂、殴り合いの大修羅場となった。
8月1日(木)、松下奈緒主演の新ドラマ『スカイキャッスル』(テレビ朝日)第2話が放送された。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧 セレブの主人公・浅見紗英(松下)、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子(比嘉愛未)、情熱的でチャーミングな夏目美咲(高橋メアリージュン)。彼女たちは高級住宅街“スカイキャッスル”で暮らし、いずれも名門「帝都病院」の医師を夫にもつ、この上なく裕福で幸せそうなセレブ妻たち。
ところが紗英ら勝ち組の間でも、さらなる幸せを勝ち取るために絶対に負けられない戦いがあった。夫の出世バトル、同学年の子を持つ母親としての受験バトルでも頂点を極めようと対抗心を燃やし、しのぎを削る日々を送っている。
第2話では、スカイキャッスルに暮らす香織の息子・遥人が超難関の帝都医大付属高校に合格し、“幸せの絶頂”にいたはずの香織が自死という選択をした理由が明らかになった。紗英が香織に貸したタブレットの中に、遥人の思いが赤裸々につづられた日記が格納されていたのだ。
生前、エジプト旅行に行くための道中で、香織はその日記の存在を知り、読んでしまう。そこには受験勉強でどこにも吐き出せないストレスを遥人が抱えていたことが吐き出されており、さらには「苦しむ僕を気遣ってくれたのは、家政婦のさくらさんだけだった」と書かれていた。
さかのぼること半年前、香織は遥人の部屋で、彼を抱きしめるさくらを目撃していた。予想外の出来事にうろたえる香織に、さくらは「遥人くんをあまり追い詰めないでください!」と懇願する。容赦なくさくらを引っ張たいた香織は「あなたみたいな学校もろくに出ていない女が、遥人に近づかないで!」とさくらを無理やり部屋から引っ張り出す。母親の仕打ちに怒りを覚えた遥人は「虫けらのように追い出したあの女の言葉は許せない。この家を出て自由になる。高校へは行かずに、学歴と無縁の世界でさくらさんの子供を育て新しい家族を作る」と日記につづった。
遥人の浅はかな行動に危険を察知した香織は、エジプト旅行をとりやめ、即座にさくらが住んでいるらしい家へと向かう。香織の嫌な予感は的中、そこには遥人とさくらが寄り添っていた。さくらのお腹はふくらみを見せており、香織は「お腹に子供がいるの?遥人はまだ中学生なのよ!遥人の子供だって証拠はあるの!?」と半狂乱状態。しかし遥人はそんな香織に立ち向かい、「あんたを母親とは思ってない!地獄には二度と戻らない!!」と母親に暴力をふるうのだ。「私はずっとあなたのためだけに生きてきたのに…」と息子に見放された香織は呆然とする。
その後、香織は家に戻り遥人の日記を父の哲人(橋本じゅん)も読む。事態を受け入れられずタブレットを投げつける哲人は「遥人にささげた時間は無駄だった…」と愕然とし、冴島家は崩壊の道をたどったのだった。