作詞家の湯川れい子さんが多額の借金、不倫、家庭崩壊を引き起こした元夫との結婚生活を告白。元夫が「助けてください、子どもができました」という置き手紙を残して家を去った日を回顧した。
8月1日(木)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。「センチメンタル・ジャーニー」「涙の太陽」「六本木心中」などで知られる音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん(88)が出演した。
今回湯川さんが語ったのは元夫との壮絶すぎる結婚生活。湯川さんは36歳の時に元夫に出会い、「真面目な人だった」と自分からプロポーズしたという。ところが、バブルがはじけたのをきっかけに生活は一変。夫は数億単位の借金の担保に湯川さんが終の住処として建てた家を入れていた。全財産を失った挙げ句、元夫は他の女性との恋に逃げ、ある日突然「助けてください、子どもができました」という置き手紙を残して湯川さんの元を去ったという。住んでいる家は競売へかけられ、湯川さんは「本当にショックでした」と振り返った。折しも子供は留学中。「助けてくださいと言われても。ありえないような家庭の崩壊だったので大変でした」「やがて子供も知ることとなって、本当に大変でした」と淡々と語った。
夫は新しい女性と再婚して双子が生まれ、さらにもう1人子どもが産まれたという。ただし、新しい家庭もうまくいかず離婚したそうだ。波乱に満ちた結婚生活を送った湯川さんだが、元夫を「元旦ちゃん」と呼び、初孫の誕生を機に時々会う関係に。「親友たちからは『いい加減にしなさいよ』と言われたけど、気がついたら好きなんですね、結局好きだった」「最終的には親友のような戦友のような付き合いをしていた」と元夫の晩年を振り返った。
元夫は一昨年コロナにかかり、一度は回復したがリハビリの病院へ入院した矢先に悲劇が。湯川さんは「その翌日か翌々日か、今度は脳梗塞と心筋梗塞で意識不明に」「24日間意識が戻らずそのまま亡くなりました」と語った。つきっきりで看病したのは湯川さんの息子。息子は「親父、帰るところがないんだよ」と言い、湯川さんは「結局、私の家でお通夜、葬儀もしました」と苦笑した。