AKB48の元「神7」で、歌手やモデルとして活躍する板野友美(33)にインタビューを実施。そこで明かしたのは、仕事への思いや家族の将来について。タレント、社長、母。いくつもの顔を持つ板野友美の素顔に迫る。
【映像】板野友美 夫と娘との仲良しショット(娘の顔出しあり)
14歳の時にAKB48の初期メンバーに選ばれた板野。「ともちん」の愛称で親しまれ、「神7」として圧倒的な人気を誇っていた。2013年、22歳の時にグループを卒業し、モデル・アーティスト・女優とマルチに活躍している。
一方、プライベートでは、2021年、29歳の時に、東京ヤクルトスワローズの高橋奎二投手と結婚。その年、第1子となる女の子を出産した。さらにその翌年、自身が手がけるアパレルブランド『ROSY LUCE』を設立。また、プロデュースをしているスキンケアブランドが海外進出するなど事業が拡大していく中、新たにアイドル育成レッスンスクール「IDOL.」を開講。板野が現役時代に指導を受けた一流の講師陣を迎え、ダンスレッスンやボイストレーニングなどを行っている。
板野:(AKB48時代は)ビブラートできないとか、声裏返っちゃうとかすごくあって、安倉さやか先生というボイトレの先生に出会ってから専門的なことをすごく教えてくれてこれをちっちゃい時から習っていたら、もっと違う道が開けたんじゃないかなって。AKBに入った当時のレッスンをずっとこのスタジオでやっていたんですよ。だからすごい当時の自分の気持ちとかもリンクしたりして「もっと早く知れたら後悔なかったのにな」をなくせるように、これからの子たちに早く教えてあげたいなってこのレッスンスクールを始めました。
ーーレッスンスクールを立ち上げる時に旦那さんに相談したりしましたか?
板野:「次こういうのやるんだ」みたいな話をしたりするけど、やっぱり自分がやりたいって決めたらやるんで、誰に何を言われようと、やりたいって思ったらやるから、逆に「やめろ」って言われてもやると思います。 でもその代わり、やる以上は家庭のこともちゃんとやらなきゃいけないっていうのもあります。ただ、私が「なんか疲れた」とか言っていると、「そんないっぱいやるから疲れるやん」みたいなことは言われるから「ああ言っちゃだめだ」みたいに思ったりします。
ーー仕事の日、娘さんはどうされていますか?
板野:生後3ヵ月から同じシッターさんが来てくれていて、すごく家族みたいに仲良しで、海外の方なんですけど、英語も教えてくれるので、すごく助かっています。その方が英語しか喋れないので、私たちとコミュニケーションするのも英語しか話せないから私たちも難しいこととかは調べて、それが逆に自分の英語力も上がるのでよかったかなと思います。
この日は、8年間のアイドル活動で培ったノウハウを板野自ら、受講生に伝えるという。
板野:アイドル中は「アイドルマジ大変で無理かも」ってずっと思っていたんですよ。歌ったり踊ったりすることすごく好きだったんですけど、なんでこんなに何回も「好き!」とか言わなきゃいけないじゃないですか。「LOVE!」とか、なんでこんなしなきゃいけないんだろうみたいな。なんで笑わなきゃいけないんだろうみたいな。すごく本当に素直に思っていて。でもそれってすごく主観的な意見で、もっともっとアイドルがステキって思ってからアイドルになっていたらもっと良くできたかもしれないし、でもこの仕事って全部を通してすごくステキな仕事って、もっと若いうちからこうやって教えてくれる人がいたりとか考えてたら、もっと私もなんかよりよくできたのかなって思うので、そういう部分も含めて教えていきたいなって今感じています。
アイドル育成スクールをはじめても、アパレルブランドの仕事は妥協しない。
板野:知らない世界だったから、まずは周りにいる人からこういうメーカーさん紹介してほしいとか、プライドを捨ててでもいろんな人に聞いたりとかして、どうにかまずはいい洋服を作らなきゃなっていうところだけを考えてやっていました。(会社のビジョンの)「女性を輝かせたい」っていうのはちょっと綺麗事みたいな感じに聞こえてしまいがちなんですけど、これは私が「Rosy luce」を始めるときにすごく自分と葛藤したことなのですけど、今33歳になって、20代のときの方が圧倒的にドキドキワクワクできるような場所とかコンテンツとかたくさんあるなってすごく感じて。歳を重ねていくごとにどんどん楽しくなって、もっと世界が広がって、いいことがたくさんあるよ、みたいな。そういうコンテンツや発信をしていきたいなって思ったので、「Rosy luce」っていう会社から30~50代で輝いている女性を生み出していきたいと考えて作りました。自分一人じゃなくて、仲間と一緒に夢を叶えていけるっていうのが私の中ではすごく大きくて。チームとして夢をかなえていくっていうのがすごく楽しいので、今の環境がすごく幸せだなって思います。
夫・高橋奎二投手との将来像「なんなら海外にも家欲しい」
タレントと社長業…多忙な日々を送る中、夫の奎二さんと将来について話し合いをしたという。
板野:そういう話を今までしなかったんですけど、彼は引退した後にどういう生活をしたいかっていうのも把握しておいた方がいいなと思ったので、一回ちゃんと話して、彼はずっと野球に携わりたいって言っていて。現役を40歳ぐらいまで続けたいっていうのがあったのと、あとは自分の高校が原点になっていたからその高校の監督、コーチみたいなことをしたいって言っていて、じゃあ「京都に住むの?」って思ったんですけど、2拠点がいいな、みたいな。京都は京都で素敵じゃないですか。でもそこにずっと住むだけじゃなくて、やっぱ東京好きだし、なんなら海外にも家欲しいなって思っています。どっちのやりたいことも叶えられたらいいなっていうところで、忙しくてもお互いに頑張って、子育てとかも協力してやろうねみたいな前向きな感じです。
板野は、どれだけ仕事が忙しくても週に1度は必ず娘とお出かけをするという。
板野:100%を24時間ずっと一緒にいられないけど。集中して楽しい思いをさせてあげたりとか、あとは働いているからこそいい思いをさせてあげられることもあると思うので、そこに集中したい。仕事に行くの申し訳ないなみたいな気持ちはやっぱりあったりはします。自分が仕事に行くことで、この子が寂しい思いしたら嫌だなみたいなのはすごくあります。2人目は今仕事が結構忙しいので、娘がもっと大きくなって兄弟欲しいって言ってきたら「手伝ってくれる?」っていうのを聞いてからかなと思っています。主人も絶対2人目すぐ欲しいとかも特にないので。1人目、最初私は男の子欲しいなってすごく思っていたんですけど、ちっちゃい彼氏みたいって言うじゃないですか。でも私も姉妹だったから、大人になったら姉妹とかの方がなんか色々話せることも多いし、姉妹もいいなって思ったり。男女いた方が主人的には野球させたいとかもあるのかなって。仕事も育児も妥協したくないので、例えば仕事だったら独身時代やっていた時間と同じぐらい働きたいし、夜ご飯は絶対手料理にしたいと思っているので、そういうところでどっちも100%やりたいって気持ちがあるからこそ妥協はできなくて、そうすると睡眠時間を削ったりとか自分の時間を削るしかないのでそこの葛藤というか…体力との勝負はすごく感じます。
ーー仕事も育児も全力な板野さんにとって、「家族」とはどんな存在ですか?
板野:20代後半になったときに、自分の夢だけを追いかけるのはもう限界かなってすごく感じて。今は家族があって、自分以外の大切な人のために頑張る方が強くなれる気がしています。だから自分のやる気だったりを生み出してくれる存在だし、温かいかけがえのない家族を守っていけたらいいなって思ってます。
(『ABEMA NEWS』より)
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