9月に予定される自民党総裁選で注目される「コバホーク」こと小林鷹之衆院議員(49)について、2012年当選同期の元自民党議員が語った。
エリートコースから政治家に転身し、副大臣をスキップして大臣に抜擢された小林氏。裏金問題などで地に落ちた自民党のイメージをガラリと変えるのではと期待する声も多い。
当選同期の元衆議院議員・宮沢博行氏は小林氏について「まともすぎる。顔がいい、頭がいい、背が高い、性格いい、選挙に強い。『天は五物を与えている』という風に表する同期もいた」印象を語った。
同じく同期の元衆議院議員・宮崎謙介氏は「党員票を獲得するときに、今からで間に合うのかというのが若干あって、どこまでそれが浸透するのかというところ。事前に小林氏を入れて調査をしても、たとえば石破氏が20パーセント弱くらいあるとしたら、1パーセントあるかないか。そこを追い上げていけるのかがひとつの焦点」としつつ「ネットニュースでは見るが、自民党の支持層は70代オーバー、そういう方々はテレビなので。ネットニュースで若い世代に広がっても、自民党支持層まで届くのかというところ」と、高年齢層からの知名度の低さを指摘。
人柄については「パーフェクトヒューマンで性格もいい。同じ派閥で当選同期だったので、よく飲みに行ったりもしたが、誰かの悪口でも言うかなと思うと、口を滑らせない。こっちが散々煽っても出てこない」と証言すると、宮沢氏も賛同して「たしかに何かを振っても、まともな返事か、『じゃあ宮ちゃんはどうなの?』と振ってくるとか、あんまり腹を割ったところは実はない。完璧だけれども、腹を割って話せる仲間がいるかというと疑問」と明かした。
さらに宮崎氏は過去を振り返って「同期が119人いて、結束を深めようと思っていろいろな動きをしていたが、その輪に入ってこなかった一匹狼が3人いて、そのうちの1人。そこで“一匹狼の会”をやったところ、その3人のうち2人は来たが、小林氏は来なかった。『ごめん忘れてた、今地元だ』と言って…」とエピソードを紹介。“一匹狼”のほか2人については、内閣官房副長官の村井英樹衆議院議員と前こども政策担当大臣の小倉將信衆議院議員だとして「みんな出世している」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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