平成を生きた全ての女子が、当時、この“あざとすぎるセリフ”に戦慄しつつもどこか憧れのような感情を抱いたはずだ。アニメ「NANA-ナナ-」で川村幸子(CV:小島めぐみ)が上目遣いで「わざとだよ?」と言うシーンは、令和の今見ても破壊力抜群!
【動画】「わざとだよ?」と言われた章司に本命彼女から着信が…(14分15秒ごろ~)
2006年に放送されたアニメ「NANA-ナナ-」は、矢沢あい氏による人気漫画が原作。彼氏を追いかけて上京する小松奈々(CV:KAORI)と、ミュージシャンを目指して上京する大崎ナナ(CV:朴ロ美)、2人の“ナナ”が偶然出会うところから始まる物語だ。
川村幸子は、奈々の恋人である遠藤章司(CV:高橋広樹)のバイト仲間だ。章司に恋人がいることを知りつつも、彼に惹かれていってしまう。アニメ「NANA」第11話では、そんな幸子の“伝説のセリフ”が描かれた。
章司と幸子が急いで終電に乗ろうと走っているとき、幸子のミュールが脱げてしまった。「ごめん章司、先行って!」と言われたが、章司は幸子を優しく待った。「走らないと終電逃すのわかってて、なんでそーゆー靴履くかな」と困ったように言う章司に対して、幸子は少し上目遣いで「わざとだよ?」とかわいらしく返した。予想外の言葉に、章司は真っ赤になっていた。
一連のやり取りは、ファンからも「これはしゃーない、だってわざとだもん。幸子かわいい」「ほんま幸子の『わざとだよ?』は鳥肌立ったな」「破壊力あるわ〜」と評判だ。「あざとすぎて怖い」と抵抗感を覚えるか?それとも「こんなふうに小悪魔な振る舞いをしてみたい……」と、もはや憧れを抱くか?平成女子の議論の種となった(!?)幸子の名ゼリフは、令和になっても色褪せない魅力と破壊力を持っている。
※朴ロ美の「ロ」は王へんに路が正式表記
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