発熱や咳などの症状が出るマイコプラズマ肺炎の患者数が、5週連続で増加しています。2016年以来の高い水準となっています。
国立感染症研究所などによりますと、8月4日までの1週間で全国約500カ所の医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は、1医療機関当たり「0.95人」でした。5週連続で増加していて、約8年ぶりの高い水準です。
マイコプラズマ肺炎は発熱や倦怠感、痰の出ない咳などの症状がみられます。咳は熱が下がった後も3~4週間続き、一部の人は肺炎になり、重症化することもあるということです。
主な感染経路は飛沫感染で、厚労省は手洗いなどの基本的な対策のほか、咳の症状がある場合にはマスクの着用を呼びかけています。(ANNニュース)