動物の絵描くバンクシー、9日連続で発表 移民を表している?英国の世相を風刺か
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 不法移民問題を巡って激しい対立が続くイギリスで、謎の覆面アーティスト、バンクシーが9日連続で作品を発表し、今のイギリスを風刺しているのではと話題になっている。

【画像】バンクシーの動物シリーズ最終作は、他の動物を逃がすようなゴリラの絵

■バンクシーの意図は…?

9作目はゴリラ
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 ロンドン動物園のシャッターに描かれた、他の動物を逃がすようなゴリラの絵。

動物シリーズの最終作?
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 バンクシーが13日にSNSで公開したもので、9日連続で発表した動物シリーズの最終作だという。

作品を見に来た地元住民
「本当に独創的だと思います。とても驚いたし、こんな素晴らしい日に立ち会えてうれしいです」

 バンクシーが一連の作品に、どんな意図を込めたのか臆測が飛び交う中、最初の作品が注目されている。

動物シリーズ最初の作品
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 断崖絶壁から今にも落ちそうになっているヤギ。

 かつて人間は、ヤギに罪をかぶせ、いけにえに使ったことがあった。

 この作品は、「無実の罪をかぶせられ追いつめられる、“移民”をヤギに例えている」のではないか、という声が上がっている。

■不法移民問題を巡って激しい対立が続くイギリス

極右主義者らによる暴動・デモ
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 今月初めにイギリス各地で起きた、極右主義の支持者による暴動やデモ。発端となったのは先月29日、イギリス北西部・サウスポートで起こった事件だ。

ダンス教室で子どもたちが襲われ3人死亡
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 子ども向けのダンス教室に刃物を持った男が押し入り、6歳から9歳の少女3人が殺害された。

 警察はイギリス出身の17歳の少年を逮捕した。

SNSなどで嘘の情報が拡散
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 しかしSNSなどで、「ボートでイギリスに来たイスラム教徒」と嘘の情報が拡散され、反イスラムや移民排斥を訴える暴動やデモが巻き起こった。

イギリス スターマー首相
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イギリス スターマー首相
「これは抗議ではない。これは純粋な暴力だ。このような活動に参加したと確認された者、全員に対し、法の全力をもって臨む」

 この事態に6000人近い警察官が動員され、一連の暴動による逮捕者は800人に上るという。

■反極右・反人種差別デモ 数万人が参加

数万人が参加
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 すると先週末、今度は極右や人種差別に反対するための大規模デモが各地で行われ、数万人が参加したとみられている。

デモ参加者
「私は、ただ先週起こった暴動に立ち向かいたかった。到底受け入れられるものではない」
「憎しみに支配された社会には住みたくありません」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月14日放送分より)

外部リンク
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