俳優の北村総一朗が15日に自身のアメブロを更新。運転免許証を返納したことを報告した。
北村は「車を手放してから、早、一年が過ぎようとしている」と書き出すと、車を使ってきたこれまでの生活を振り返る。
「私のこれまでの交通手段は、自家用車を利用すること、まさに五十年余に垂とする。それだけに、車を手放してからは、移動手段に難儀して、その想像以上の不便さを思い知らされ、情けなくも車を売却した事を後悔する事、度々であった。劇団通いから始まって、病院、ちょっとした買い物、奥さんの送り迎え等々と切りがない。そればかりか、ここの所どうもタクシーを捕まえにくい」
「ことほどさように、車を持たない生活は、少々大袈裟だが、私には足を捥がれた昆虫の様なものであった。その反面、長きにわたる車への依存生活は、確実に私から足腰の筋力を奪い去っている事実を突き付けて、今更ながら驚怖する自分が嘆かわしい。それ以来、嫌が上にも歩く事の重要性に気付かされ、『歩け』と言う努力義務を課される結果となった」
また、「ところで実は、うっかり免許証返納届を忘れていたのだ。その上、肝心の免許証が見当たらない」と綴りつつ、2時間ほど探しても見つからないため、最寄りの交番に紛失届を出したことを説明。運転免許証の再交付と返納を済ませようと、府中運転試験場へ向かったという。
現地では、「再交付の手続きの手間は省いて、直接返納できる様にしましょう、こちらの窓口へいらっしゃい」との説明を受けたそうで、「思わず微笑む私。係員の皆さんの、ニコニコと私への笑顔が優しい」と自身の写真を投稿。「最後に、『運転経歴証明書』を頂き、係員の皆さんに感謝して、気分爽快、意気揚々、運転試験場を後にした」と報告した。
その上で、「これで、私の運転での、人身事故や物損事故を起こす可能性は、完全に消滅した」と綴り、ブログを締めくくった。