死亡事故が多発し、“デスロード”と呼ばれているボリビアの危険な山道を、東出昌大とひろゆきが車で走行。東出が何気なく発したひと言が現実となり、ハプニングに見舞われる場面もあった。
【映像】「人がバンバン死んでる」断崖絶壁の急カーブを曲がるミニバン
8月18日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
南米旅20日目の朝、タリハの宿を出発した東出とひろゆきは、Uberタクシーでビヤ・モンテス行きのバス乗り場を目指した。この日はタリハからビヤ・モンテスまで移動し、その後はパラグアイに入国する予定になっていた。しかし、タリハとビヤ・モンテスを結ぶのは、“デスロード”と呼ばれる危険な道。タクシーの車内で東出は「昨日の夜、寝る前に今日の道を調べていたんです。いろいろ画像を見ていたら、まぁ険しい」と切り出し、「Deathって書いてありました」「普通にバス落ちてる画像とかありました」と、恐ろしい情報を次々と口にした。
さらに、タクシーの運転手から「あそこは舗装されていない土の道ですごく細いんだ」「少し前に事故があったよ。人もバンバン死んでる」と聞かされ、2人は思わず言葉を失った。危険な“デスロード”を無事に通過するためには、大型のバスよりも、ミニバンのほうが良いのか。東出が運転手にアドバイスを求めると、安全性が高いのはミニバンだが、車内の暑さが難点とのこと。最終的に2人は「死ぬよりは暑いほうがいい」と、ミニバンを選択した。
こうしてミニバン乗り場に到着し、乗る車も決定。“デスロード”に向けて出発するときが近づくなか、豊川ディレクターは「みんなで死なないように祈りましょう」と神頼みした。しかし、その様子を見たひろゆきは「豊川さんがやると、逆効果な気がするんですよね。撮れ高王が祈ってるわけじゃないですか?絶対祈ってる内容違いますよね?」とツッコミ。このとき東出は「ギリパンクまで」と冗談を言って笑っていたのだが、後にこの発言を後悔することになる。
出発から約1時間が経つと、少しずつ道が険しくなってきた。落石によって元々あった道が通行不可となり、その横に臨時の道がつくられている場所もあり、「直撃したら死んでますね」と怯える豊川ディレクター。しかし、このような状況下でも、ひろゆきは通常運転。「山道に入る前に気合い入れますか」と口にした東出に、ひろゆきが「やることないですよ。諦める心の平静さを持つか、遺書を書くか(笑)」と軽口を叩く場面もあった。
このときはまだ、冗談を言って笑う余裕があった2人。しかしその後、東出とひろゆきは“デスロード”の真の恐ろしさを体感する。舗装されていない土道は道幅が狭く、進行方向左側には断崖絶壁が続く。もちろん、ガードレールなど存在しない。一番怖いのは、急なカーブだ。2人の口からは恐怖を表す言葉が飛び交い、東出は「怖い、怖い、怖い」と連呼。「大型バスは無理なのでは」と想像する声も聞かれた。さらに2人を不安にさせたのが、危険な場所に置かれている、ほこらもしくは墓のようなものだ。ひろゆきは「ここで死んだ人のなのかなってちょっと不安」と話していた。
その後2人はいったん車を降り、“デスロード”からの絶景を堪能。再び出発し、少し経った頃、何やら妙な音がした。苦笑いを浮かべ、「パンク?うわぁ」とひろゆきと顔を見合わせる東出。出発前、東出が発した「ギリパンクまで」という言葉が、現実になってしまったのだ。これまで何度も、言霊の力を体現してきた東出は「俺、もう口を開かないほうが良い…」と、自身の軽はずみな発言を後悔していた。
この映像に視聴者も戦々恐々。「ルパンとかに出てくる道w」「怖すぎるダンジョン」「ゲーム画面です」「夜は死ぬ」「すれ違い不可能」「対向車避けれるか?」「コーナリング上手いな」などの声が上がっていた。