今年2月上旬、ひろゆきと南米を旅していた際に、日本映画批評家大賞・主演男優賞受賞の知らせを受けた東出昌大。この吉報にひろゆきが大喜びし、いつになく饒舌になる一幕があった。
8月25日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
2023年に公開された映画『Winny』で、ファイル共有ソフト「Winny」の開発者・金子勇さんを演じ、日本映画批評家大賞・主演男優賞に輝いた東出。南米旅21日目の夜、パラグアイの首都・アスンシオンで夕食を食べていた際、東出は「今日いいニュースがあったんです」と切り出し、ひろゆきと豊川ディレクターに受賞を知らせた。ひろゆきは「マジで?」と驚いた後、「確かにWinnyは良かった」と称賛。同作で東出が演じた金子勇さんは2013年に亡くなっているが、ひろゆきは生前の金子さんに会ったことがあると言い、「本当に金子さんだったのよ」と東出の演技を褒めちぎった。
さらにひろゆきは、亡くなっている実在の人物を演じることの難しさを「例えばエジソンの真似をしてくださいって言って、できるのと同じ」と表現。続けて「金子さんが小学校時代に通っていた電気屋さんに行った」という東出のエピソードを持ち出し、「調査能力なんだと思って」と、徹底した役作りに感心する様子を見せた。
その後もひろゆきは嬉々として話し続け、こんなことを口にした。「金子さんに会ってるから、僕は『すげー』がすごいわかる。でも金子さん知らないやつに、あれはわからんだろうって」「批評家もちゃんと見てるんですね。金子さん知らないくせに」。画面下には「上から目線」とツッコむテロップも表示され、いかにもひろゆきらしい発言ではあるが、その言葉の端々に、東出が役者として評価されたことへの喜びがにじみ出ていた。
受賞の喜びに沸いたのは、ひろゆきだけではない。豊川ディレクターも「いやー、めでたいねぇ」としみじみ言い、「東出昌大の魅力を世に知らしめたのはこの番組ですから!」と得意げに熱弁した。そんななか、ひろゆきが「でも東出さんが役者として評価上がっちゃうと、面白み減りますね」とニヤリと笑うと、東出は「違う、ひろゆきさん。僕がこの番組に出る意味は、好感度を上げる意味しかないんですよ!」と力説。しかし、ひろゆきから「(好感度)上がってないと思うけどなぁ」と返されてしまい、東出は「マジ?誤算がすごい!」と爆笑していた。