東出昌大が、世界中を旅してまわる日本人夫婦に、南米パラグアイで遭遇。世界各国を転々とする中で生まれた3人の子どもたちと一緒に、これからも旅を続けていくという夫婦に、東出が驚きと尊敬の念を示す場面があった。
8月25日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
エクアドルで迎えた南米旅22日目。東出とひろゆきは、戦後の移民政策でパラグアイに渡った日本人とその子孫などが暮らす「イグアス 日本人移住地」を訪れた。この日一行は、1泊1000円〜の激安宿「ペンション園田」に宿泊。東出らのほかにも、多くの日本人が宿泊しており、そのなかで出会ったのが、クニさん・エツコさん夫婦だった。
エツコさんが「日本を出て17年」と明かすと、東出は「17年旅行し続けてるんですか?」と同じことを2回繰り返して聞き、びっくり仰天。「お金は?」との質問に、エツコさんが「現地でお店したり、各地で稼いで生活費をまかないながら、次の土地に移動して」と答えると、東出は「すごい!」と声を上げた。するとそこへ夫・クニさんがやって来て、「ラーメン屋をお店から作って、ある程度、軌道に乗せたらバイアウトして、それを軍資金にして移動している」と補足。子どもが生まれる以前は路上で音楽を披露し、生活費を稼いでいたこともあるそうだ。
元々、お互いに旅人だったというクニさんとエツコさん。2人は結婚、出産とライフステージが変化しても旅を続ける選択をし、現在に至る。エツコさんが「子どもできても(旅を)続けてみようって言って、今まだ続いています」と明かすと、東出は「すごい!」とまたしても感服。さらに3人の子どもたちが、全員異なる国で生まれているのも驚きだ。長女はメキシコ、次女はモロッコ、三女はジョージアで生まれたのだという。
言語についても気になるところだが、エツコさんは約7ヶ国語を習得しており、7歳の長女もすでに“セクスティリンガル”とのこと。「うちの長女は今7歳で、6ヶ国語喋れる」というクニさんの言葉に、東出はたいそう驚いた様子だった。
このとき一家は、同所に6ヶ月ほど滞在中。翌週あたりに次の場所へ移動する予定だと言い、クニさんは「次は一応、インド行くかな」と話していた。東出が「こんなに移ることに恐怖はないんですか?」と尋ねると、クニさんは「僕はないです。17年間ずっと海外を転々としてるから、とりあえず死なないことはわかってる」とキッパリ。エツコさんは「恐怖がないって言ったら嘘」としながらも「ドキドキワクワクはある」と笑顔を見せ、この生活を楽しんでいるようだ。東出は「すげ〜。かっけぇ〜」としみじみ言い、いたく感服していた。