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 ABEMAにて、8月23日(金)に 『SHIBUYA ANIME BASE』#シブアニ(読み:シブアニ)の#18が生放送された。今回は、マフィア梶田と、声優・春日さくらをゲストに迎え、新作アニメ情報を届けた。

【映像】『ローゼンメイデン』水銀燈に全財産を使った…マフィア梶田のアニメ遍歴

■マフィア梶田&『ウマ娘』声優・春日さくらがアニメ遍歴を語る

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 #18では、『私のアニメ履歴書』のコーナーからスタート。今回のゲストのマフィア梶田、声優・春日さくらのアニメ遍歴を、履歴書形式で発表した。

 まずは、声優界に人脈を持つフリーライター兼タレントのマフィア梶田が、人生が変わったアニメを紹介。10歳の時に観たというジブリアニメ『もののけ姫』や、16歳で観た『新世紀エヴァンゲリオン』に衝撃を受けたことを明かす。

 「当時通っていた高校が少年院みたいなところで、娯楽とか一切持ち込み禁止で、山奥に隔離」「脱走すると遭難するっていう」「そこでこっそりノートパソコンを持ち込んでいたんですよ。そこで友人が『新世紀エヴァンゲリオン』のDVDを持っていて、見ているうちにどんどん人が集まってきて」と懐古。

 その後、「『ローゼンメイデン』がオタクとしての立脚点になりましたね」「水銀燈って子がいたんですけど、惚れ込んでしまって、いよいよここでオタクを始めた」「貯金全部はたいて、当時めちゃくちゃ高かったスーパードルフィーという人形を買って、初めて推しという概念ができた」と赤裸々に語る。

 その後アニメ専門学校に入学すると「アニメ好きの友達がたくさんできた」ことから、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『ひぐらしのなく頃に』などを「周囲と共有しながらアニメをみていた」という。

 さらに、自身のターニングポイントとしては、「22歳のころライターとして『ラブプラス』の記事を書いたところ、過去最高レベルのPVを叩き出した」ことを明かし、本作ヒットの着火剤として貢献。そのうえで、「ライターとして取材に行った杉田智和さんのラジオ番組に出演」したことを挙げ、「俺をこの全面に引っ張り出して、育ててくれた」「恩師ですね」と杉田との関係を語った。

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 さらに声優の春日さくらは、『進撃の巨人』のアニメを見て声優を目指そうと思ったことを明かし、スタジオから「最近だね」「若い」などの声が挙がった。

■「お前なんか辞めちまえ」『ドラゴンボール』ピッコロ役ら声優界のレジェンド・古川登志夫が挫折を語る

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 続いて、アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りする“ギョーカイ深堀りコネクション”のコーナーへ。

 今回は、『ドラゴンボール』のピッコロや『機動戦士ガンダム』のカイ・シデン、『ONE PIECE』のポートガス・D・エースなど、世界的人気作品でキャラクターの声優を務めるレジェンド・古川登志夫が登場。「ハンパないアンチレターが段ボールにたくさん来る」「ああ僕は降ろされるんだな」と、若い頃に経験した挫折や、自身が塾長を務める声優養成所・青二塾の授業に迫った。

 1982年に設立し45期を迎える声優養成所・青二塾は、島崎信長、神谷浩史、阿座上洋平ら名だたる卒業生を輩出。さらに、2019年に古川が塾長に就任し、今年で6期目を迎える。今回、そんな青二塾の授業にスーパーベイビーズの山田せいあが潜入取材を行った。

 さらに『シブアニ』では、古川に特別インタビューを敢行。古川は自身の代表作について、「35歳のときに『うる星やつら』の諸星あたる役をやらせてもらっていたが、この役は二枚目半~三枚目ということで、自分の演技の守備範囲、役柄を広げてくれた」「同じく『ドラゴンボール』のピッコロも、悪役という意味で幅を広げてくれた」「この2作は自分の代表作に入れておきたい」と語る。

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 しかし、そんな順風満帆に見えた声優人生に転機が。「『うる星やつら』が3~4話目までオンエアしたときに、テレビ局のプロデューサーが手紙を持ってきた」「目の前で悪口が書いてある手紙を開いて『ところで声って変えられる?』と切り出された」「僕は(作品を)降ろされるんだなと思って足がガクガクと震えてきてね」「この仕事を辞めようかなという屈辱感」を味わったという。

 さらに、「『ルパン三世 風魔一族の陰謀』のルパン三世役でも罵詈雑言」「『お前なんか辞めちまえ』などと言われて、その都度傷ついていましたね」と当時の苦しい経験を語る。

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 しかし、そんな古川を踏みとどませてくれたのは父親の言葉だったことを明かし、「僕は中学のときに児童劇団に入ろうと思って上京した」「父親が『成功するまで戻るなよ』と」「辞めて故郷に帰ろうと思うけど、その言葉が頭に引っかかっていて」「よし、辞めることをやめようって言ってまたやっちゃうんですね」「親父にはそういう意味でも感謝していますね」と語る。

 そんな声優歴50年を誇るレジェンド俳優である古川は、青二塾の塾長を引き受けたきっかけについて「もう40年以上お世話になっている事務所で、僕に終始間断なく仕事を与えてくださった日本一の事務所」「恩返しするには恰好の機会じゃないかと」と語る。

 「塾生のキラキラした目を目の前で見ていると、かつての自分だなと思う」「なんとかこいつらをプロの声優に育てたいと、始まってから思った」とコメントした。

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 さらに、崇拝する人として「演技を磨くなら人格を磨くべき」と思ったのことで「野沢雅子さんは大尊崇」と語り、その理由について「新人声優がドギマギしているとき『あなたの歳のとき私はもっとできなかったわよ、大丈夫よ、お茶でも飲んだら』とコーヒーを持っていってあげていた」「こういう人になろうって思った」「スーパープレミアムレジェンド声優」と語った。

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 最後に、「自身にとってアニメとは?」と尋ねると、「日本のポップカルチャーコンテンツはアニメ、マンガ、ゲームで、それぞれが世界中で高い評価を受けている」「そういう意味では世界へのパスポート」「日本の業界自体も、声優さん個人も、世界に飛び出すパスポートを手に入れられるコンテンツ」と語った。

 次回『シブアニ』#19の“ギョーカイ深掘りコネクション”では、ABEMAにて地上波先行・世界最鹿(速)配信中の新作夏アニメ『しかのこのこのここしたんたん』で主人公・鹿乃子のこ役を務める潘めぐみを特集する。

■『SHIBUYA ANIME BASE』#シブアニ #18 概要

放送日:8月23日(金)夜 9時~夜10時
放送URL:https://abema.tv/video/episode/218-706_s1_p18
出演者(敬称略):
メイン MC:岩井勇気ハライチ
7月マンスリーアシスタント:徳井青空
ゲスト:マフィア梶田、春日さくら

※島崎信長の「崎」は、正式には「たつさき」
(C)AbemaTV, Inc.

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