韓国の軍隊式メソッドでアイドル候補生たちが自らの辛かった過去の経験などを吐露。26歳美女が重度の精神疾患を抱える妹のために叶えたい夢を語った。
『Dark Idol』は「夢破れていたけれど、もう一度輝きたい」訳アリ女性達の第2の人生を輝かせるためのドキュメントオーディション番組。歌唱指導に紅白出場歌手のAI、『学校のリーダーズ』や『FRUITS ZIPPER』が所属するASOBISYSTEMが全面協力し、格闘家の朝倉未来が「正直に生き、同性に好かれるアイドル」のデビューまでをプロデュースする。
3rd Stage『グループ審査』を突破した10名+視聴者投票による復活組5名が次に挑むのは4th Stage『合宿審査』。BTSやIZ*ONEなど数多くのスターを輩出してきた韓国のアイドル育成アカデミー『ジョイダンス』の名トレーナー達が来日し、合宿中の歌唱・ダンスの講師を務めることになった。しかし、候補生たちを待ち受けていたのは激動の3日間だった。
「アイドルグループもチームワークが最も重要」というジョイダンスCEOカン・ドゥグ氏の指示で、アイドル候補生たちは韓国の軍隊で行われている手法でチームワークを高めることに。みんなで目をつぶって手を繋ぎ、今まで誰かに言えなかったことや言いたくなかったこと、辛かった過去の経験などを話しチームで共有することになった。
「4歳からダンスをいっしょにやっていた1歳下の妹がいて…」と話すのはグラビアアイドルでモデルの橋本萌花(26)。「アーティストを目指していっしょに頑張ってたけど、16歳の時に重度の精神疾患で入退院を繰り返して。『今から車に飛び込みます』みたいな電話がかかってきたり…」と妹の辛い病状を明かした。
「それでも妹はダンスがしたい。でも身体が動かないし、今も働けない状態で。それでも私の活動を毎日25年間ずっと見てくれてて『歌ってる萌花が好きでずっと歌ってて欲しい』ってオーディションを受ける相談をした時に言われて。全然こういう話をする予定じゃなかったけど、やりたくてもやれない人が色んな理由でいると思うし。でも私たちはやれてるし。少しでも生きる希望って言ったら少しクサいけど、そういうふうなことになればいいなって今日ふと思った」と涙を流しながら笑顔を浮かべた。