【写真・画像】「ANZEN漫才」解散の真相をあらぽんが初告白「それって僕が想像したコンビと違うな」みやぞんの言葉で決意 1枚目
【映像】あらぽんが解散を決意したみやぞんからの電話
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 「僕、喋ってなかったので。『マスコット』って言われてたんですよ。(スタッフは)コンビで仕事に呼んでくれなかった。呼んで欲しかった。子どもに『なんでパパ出てないの?』って言われた時、『じゃない方だから』なんて理解できないじゃないですか。僕が想像したコンビと違うなっていうのが、自分の中で引っかかって。11月に解散しようと提案しました」

【映像】あらぽんが解散を決意したみやぞんからの電話

 2024年3月に解散したお笑いコンビ・元「ANZEN漫才」のあらぽん(38)。1歳から30年以上一緒にいた幼馴染の相方・みやぞん(39)は独立し、バラエティー番組を中心に活躍している。一方で、あらぽんはというと、本人の意に反して、現在は芸人の仕事は少なくなっている。そんなあらぽんがいま熱心に取り組んでいるのが「ひょうたんアート」。

 ABEMAエンタメでは、8月末に個展を初開催したあらぽんに独占密着。そこで明かしたのは、「じゃない方」として扱われてきたコンビ時代の葛藤、そして解散の経緯。コンビ解散から約半年…あらぽんの「苦悩」と「挑戦」に迫る。

“ひょうたんアート”の個展を初開催…解散後のあらぽん

あらぽんの初個展にて
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 2009年に結成したANZEN漫才は、足立区出身で同じ保育園に通っていた2人が組んだ幼馴染コンビ。みやぞんのギターに合わせて、あらぽんがボケるというキャッチーな歌ネタでブレイクした。

 解散後、みやぞんは事務所を離れ、フリーとしてテレビ番組で活躍。あらぽんは“ひょうたん”を使ったアート活動を行っており、8月31日から9月1日にかけて、初となる個展を代官山で開催した。

――当時の最高月収ってどれくらいだったんですか?」

あらぽん「ちょっと濁してもいいですか?多分650万ひょうたんくらいです」

――650万円ってことですか?

あらぽん「いや、ひょうたんです」

――全然濁してないじゃないですか(笑)。

あらぽん「650万ひょうたんくらいは、僕でもただいた時はありました。ずっとじゃないですよ」

「なんでパパ出てないの?」“じゃない方”扱いへの焦り

あらぽん
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 人気絶頂期は年間250本ほどの仕事があったあらぽん。しかし、コンビとしての関係は複雑なものだったという。

あらぽん「(相方と)まず会わなくなるんです。1人の仕事と、コンビの仕事が減っていって。マネージャーさんと話すようになって。どんどん間接的になって。今まで仲良くやっていたのに、気づいたらあんまり喋らなくなって。やっぱ忙しさとか疲労とかあると、今ここでこれ話した方がいいかなって。それも僕がダメなところで、気を使いすぎて話さなくなったりしてて。結局新しい営業のパターンを作っても、(ネタの)練習ができないので、全部作り損になってくんです。だんだん心が折れてきて、作ってもどうせできないもんなって思って、ネタも作らなくなっちゃった。みやぞんがいなきゃ何もできないというのを、どうにかしなきゃってもがいていました。だからその時に色々手を出してるんです。YouTubeのASMRやってみたり。本当に色んなものに手を出しすぎて、結局実らなかった。焦っていました」

 国民的な人気者になる相方の横で「じゃない方」として見られることに焦りが。そんな中、ある番組に出演できなかったことで心に傷を負った。

あらぽん「(みやぞんだけが出演する)『天才テレビくん』が始まって、それが土日収録で、営業が入らなくなったんです。僕もやっぱり出たかった。今までコンビで使われてる人しか見てなかったから。自分が子どもの頃、それこそキャイーンさんも出てたし。自分は出れないんだ…っていうのはありました。初めてなんじゃないかな、コンビじゃなくてバラバラっていうのは。(娘が)2歳とはいえ、隣にパパがいて、その隣に誰がいるの?っていうのは、なんとなくはもう認識はしてるので、『なんでパパいないの?』って言われるのが嫌だった。子どもに『なんでパパ出てないの?』って言われた時に、“じゃない方”なんて理解できないじゃないですか。『同じグループなのになんで出れないの?』ってなった時に、なんかすごく寂しいですよね」

「それって僕が想像したコンビと違うな」あらぽんが解散を決意したみやぞんの言葉

あらぽん
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 解散のきっかけは、みやぞんからの電話だった。

あらぽん「(みやぞんの)独立は発表の何年か前に連絡が来て、『独立して一人でちょっとやってみようかなと思うんだよね。チャレンジしてみようかなって』という話を聞き、ああ、そっかってなりました。僕はその時、街ぶらロケのインサートの録り待ちをしてて、海沿いにいてその電話を波の音と一緒に聞きました」

――第一声は、なんて反応したか覚えてますか?

あらぽん「まじかーとかだと思いますよ。ただそもそも半月会わないくらいの感じだったんです。営業がたまにあって、そこで話す程度なので」

――みやぞんさんが辞めたいといった理由は?

あらぽん「『1人でチャレンジして行きたい』っていうのが全ての答えなんじゃないかなと思います。僕が最初『コンビで(事務所を)出るんじゃないの?』と言ったときに、『そうではない』という返しをされたと思うので。その時にコンビ歴20年を超えていたんですけど、『あぁ、それって僕が想像したコンビと違うな』って、自分の中で引っかかって。コンビでっていう気持ちがそこまでないんだったら、もうお互いに離れた方がいいなっていうのがあったので。発表したのが12月5日だったんですけど、それの1カ月前、11月に僕が解散しようという提案をしました」

――どこで言ったんですか?

あらぽん「カラオケです。元々土手の外でネタ合わせしていたんですけど、テレビ出始めたから外でできなくなったんで。何年もカラオケでネタ合わせしていたんです」

 2人がネタを作っていたカラオケで解散を口にしたあらぽん。その後、3月の解散までは一緒に営業を回ったという。あらぽんは最後のコンビでの仕事を振り返った。

あらぽん「不思議なんですけど、ファンの方が僕ら最後の営業って言ってないのにみんな泣いてたんですよ。だって2月に終わりっていうのを言ってなくて、3月もあるかもしれないじゃないですか。でもみんな涙ぐんでたり、泣いてる人がいて。なんかオーラが出てたのかな。すごい申し訳ないってジーンてきちゃいましたよね。(舞台は)名古屋だった気がします。名古屋のあの駅前で最後、『じゃあ今日でこれで終わりなんで、ありがとうね』って言ったのを覚えてます。今日で終わりだけど、ありがとねって終わったと思います。お互いに」

再結成の可能性を否定「コンビの時みたいな感じで作れるかって言ったら、とてもできない」

あらぽん
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 20年以上連れ添った相方に感謝を告げて、半年。今後、みやぞんと漫才をする可能性について聞くと「それはもう思ってない」と即否定。

あらぽん「(お笑いは)面白いものを作れる環境が整っているからできることなので。今、前のコンビの時みたいな感じで作れるかって言ったら、とてもできないと思う。お互い気も絶対使うと思うし、言えることも今は絶対制限されているので。頭で『これ言えるか言えないか』って考えながらのお笑いはもうしたくないです。何も関係なく、ダメならダメ、いいならいいって言える。白黒はっきりさせた会話ができる人とやりたいっていうのがあります」

 自身を「ひょうたん芸人」と名乗るあらぽん。最後に、ひょうたんを使ったお笑いのネタはないのかと聞いてみた。

あらぽん「浮かばないんですよ。この間、ロケ中にウドさんに言ったら考えてくれました。滑った時の対処法で、『今のネタ滑っちゃったからひょうたんだけに、ひょうターン!』っていうネタ。ターンして逃げろ!みたいな感じですね。僕にとって、それにめちゃくちゃ助けられて。2回くらい使ったんですけど、OAされることはなかったです。でも、ありがたいです」

(『ABEMA NEWS』より)

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