無人島の崖の上にイベントホールを制作。そういった趣旨のロケを行っていた、U字工事を突如悲劇が襲った…たった一撃の自然の猛威が2人を失意のどん底に突き落とした。
テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)では、無人島0円生活リレーが展開中。9月8日の放送回では、U字工事が経験した無人島での悲劇の様子までが届けられた。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。
海辺のレストランを建設、さらに同時進行でゴツゴツの岩場にメインホールの土台を作ることとなったU字工事。大工さんに教わりながら作業を進めるが、大雨が降ったり、波が襲ってきたりなど、かなりハードなロケとなった。
芸人仲間を呼んで、38日目にしてようやくドーム型建物が完成。雨対策に加え、ドーム型ということで「耐久性が高い」と建築士のお墨付きもいただいた。
崖の上にしっかりとした土台、そしてコンクリートのイベントホール、無人島という過酷な環境なだけに、骨組みには風や波にも強い柔軟な竹を使用した。海からの標高も10メートルほど。対策は“万全”のはずだった。
しかしそんなイベントホールに突然、悲劇が襲った。U字工事が東京に戻っている間、ナスDは無人島に1人残り、定点カメラを調整していたが、そんな中、朝から徐々に天候が崩れ、時折強風が吹き、波が立ち始めた。
すると、トラウマレベルの光景を目の当たりにすることとなる。ナスDは「エグかったですね。飛んでいったの。放送しましたけど」と振り返った。
なんと崖の上まで波が押し寄せ、巨大な波がホールを直撃したのだ。たったの一発で一生懸命作ってきたものが破壊……益子卓郎は後日、その様子を目の当たりにし「うわぁ…!」と悲鳴を上げ、福田薫も「影も形もないべあ……」とひどく落胆した。その後、益子は「一生懸命作ったのに……」と思わず目を瞑った。
一級建築士の森田一弥さんは「ドーム自体は台風の風がきても、十分な構造だった。波が来るのが、想定外で建築は波は想定しない。コンクリートを塗っていたことが、波の影響を受ける原因になった」と語った。
とはいえ、波が襲ってきた時に出演者がいなかったことが不幸中の幸いだろう。ナスDはこの出来事を経て、より慎重にロケや無人島サバイバル生活を行うようになったという。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)