東京電力は8月、作業を中断していた福島第一原発のデブリ取り出しについて、10日から再開すると発表しました。
東京電力は9日の会見で、格納容器の中に送り込むパイプの順番を間違い、8月22日に中断していた福島第一原子力発電所・2号機のいわゆる「燃料デブリ」の試験的取り出しを、10日に再開すると発表しました。
手順書の見直しや追加対策、パイプの復旧作業が8日までに終了し、9日、東京電力の小早川社長らが遠隔で確認し、10日に作業を再開するとしています。
燃料デブリの取り出しは2021年に始まる計画でしたが、装置の改良などで延期が繰り返され、約3年遅れています。(ANNニュース)