【写真・画像】伊藤健太郎(27)「気合を入れて一つ一つの仕事をしていかないと残れない。襟を正してすべてに向き合っていく」30歳までの3年間を“勝負の年”とする理由 1枚目
【映像】幾田りらが主題歌を担当『透明なわたしたち』第1話
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 ABEMAオリジナル連続ドラマ『透明なわたしたち』が9月16日(月)夜11時から放送される。同ドラマは、福原遥扮する週刊誌のゴシップライターの碧(あおい)が、渋谷で起きた凶悪事件の犯人が高校の同級生ではないかと気付き、過去を回想しながら、真相を追いかけていく社会派群像サスペンス。ドラマのなかでは、現代の20代の若者たちのそれぞれの苦悩や葛藤が描かれており、彼らの心情を歌った主題歌『Sign』を幾田りらが書き下ろした。最前線で活躍する20代の2人に、ドラマについてインタビューした。

【映像】幾田りらが主題歌を担当『透明なわたしたち』第1話

「今の時代ならではの若者の孤独や悩みを繊細にリアルに描いている」

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――本日はよろしくお願いいたします。あれ、もしかして指輪はお揃いですか? 

福原遥(以下、福原):偶然お揃いだったんです。

幾田りら(以下、幾田):撮影でピースをしたときに気づきました。

――偶然?! すごいですね。可愛い。

福原:お揃いで着けてきたみたいですね。

幾田:うれしいです。

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――写真を見た読者もお揃いの指輪がきっと欲しくなってしまいますね。ではでは、さっそくですが、ドラマについてお聞きしたいと思います。本作では、20代の若者のさまざまな葛藤や悩みを描かれていますが、台本を読んだときはどう思われましたか。

福原:この作品は、人との距離が離れてしまったなかで生まれた、今の時代ならではの若者の孤独や悩みを繊細にリアルに描いていると思いました。

幾田:私も同じことを感じました。若者が抱えている葛藤や心の機微が鮮明にリアルに描かれていて、他人ごととは思えませんでした。自分の中に潜在的に隠れている嫉妬心とか、誰かと比べたり、傷ついたり、それでも唯一無二の存在になりたくてもがいていたりすることって、誰にでもありますよね。作品を見たときに、自分にもこういう部分があるなと感じて、心の奥にあるものを引っ張り出す機会にもなりました。

「幾田さんが作品を見て純粋に感じたことをそのまま音楽にしてください」

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――強いメッセージが込められている作品ですよね。福原さんは主人公を、幾田さんは主題歌を担当されましたが、オファーを受けたときのお気持ち、どのように作り上げていったのかを教えてください。

福原:私自身、記者の役は初めてでしたし、私にできるかなという不安がありました。碧というキャラクターもわかるようで完璧には理解できない部分もありました。ただ、監督から頂いた「純粋な真っ直ぐな子だけではない」という言葉が腑に落ちました。監督の思い、届けたいメッセージを強く感じ、監督の表現したいものに対して、全力で取り組んで、少しでも力になれるよう頑張りたいという気持ちで現場に入りました。

――幾田さんはいかがですか。

幾田:オファーをいただいたときに「同年代の幾田さんが、作品を見て純粋に感じたことをそのまま音楽にしてください」とお任せいただきました。高校生から社会人までのドラマを描いているので、ドラマを見ながら自分自身と重なる部分があって、物語に寄り添うことができました。純粋な気持ちで、自分自身の葛藤や苦悩と向き合って曲を書いていきました。

――純粋な気持ちがすぐに歌詞になったのでしょうか。時間をかけて考えられましたか。

幾田:自分の弱い部分に目を向けて歌詞を書くときは、自分自身も身を削る作業となるので、時間がかかりました。でも傷つきながら書く歌詞だからこそ、より繊細なものができると思っていたので、どんとこいという気持ちでしっかり向き合って書きました。

――どんな流れで曲を作られるんですか。

幾田:メロディーは感覚が大きいです。こんな音が来てほしいというものをイメージしながら、感覚的に作っています。一方、歌詞は頭のなかでさまざまな思いを巡らせて、出てきた言葉をまずはどんどん書き出していきます。書きたいことをまずたくさん書き出して。そこから言葉を選んで紡いでいきます。メロディーは降ってくるものなので、何日かけても出てこないこともありますが、歌詞はぐっと自分に向き合って書いています。

――印象的な曲で、若い人はもちろん、もっと大人の世代にも響くと思いました。福原さんは、曲を聴いたときいかがでしたか。

福原:近くでそっと優しく包み込んでくれるような曲で、自分の人生の中でずっと聴くような曲になると思いました。生きていて言葉にできない感情がたくさんあると思いますが、それをちゃんと言語化していて、聴きながらスッキリしたり、ハッとしたり、いろんな気づきも与えてくれました。同時に、ドラマのメッセージを曲としても伝えてくださっていると思いました。

幾田:うれしいです。

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――最後にドラマの見どころ、メッセージをお願いいたします。

福原:私自身、それぞれのキャラクターに少しずつ共感できる部分がありました。碧の真っすぐで正義感が強い部分も共感できましたし、碧の友人の風花が周りと比べてしまう気持ちも経験があるなと思いました。登場人物がたくさんいてさまざまな悩みや葛藤があるので、見てくれる人も、誰かに感情移入できますし、ひとりじゃないよ、みんな色んな悩みを持ちながら生きているんだよっていうことが伝わると思います。

幾田:主人公の碧は自分自身が正しいと思った正義を貫いていきます。でも、視点を変えてみたら、誰かを傷つけて、ある種、暴力を振りかざしているようにも映ります。そのようなことは、日常生活の中でありふれた、誰しもが経験することだと思いました。学校のクラスもそうですし、社会でもありますよね。どこまで行っても人は、自分視点の自分でしか生きられないので、良かれと思ってしたことがときには相手に対して刃物になる可能性があります。これは人間同士のコミュニケーションの中にある課題だなと感じました。見てくれる人も、いろんな気づきを得るきっかけになるドラマだと思います。

――ありがとうございます! 放送を楽しみにしています。

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取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii

ABEMAオリジナル連続ドラマ『透明なわたしたち』 概要

福原遥×幾田りらインタビュー「良かれと思ってしたことが、ときに相手に対して刃物になる」令和の若者の葛藤を描くドラマ『透明なわたしたち』を語る
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あらすじ

「もしも凶悪事件の犯人が、高校時代の同級生だったらー」

2024年渋谷。身元不明の⻘年が、ある凶悪事件を引き起こす。
週刊誌ライターの主人公・碧(あおい)は、事件の犯人が高校の同級生ではないかと気付き、
疎遠になっていたかつての仲間たちと再会。
誰が、なぜ、事件を起こしたのか。
高校時代を回想しながら、真相を追いかけていく。
その中で鮮明な記憶として甦るのは、文化祭の日に起きたある事件。

過去と現在、それぞれの事件が繋がり“真実”が紐解かれる、群像サスペンス。

日時:2024年9月16日(月)夜11時~
キャスト:福原遥、小野花梨、伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈
スタッフ:<企画>BABEL LABEL <監督・脚本>松本優作 <プロデュース>藤井道人
<脚本>八代理沙・八瀬ねね(BABEL LABEL Writer’s room)
番組URL:https://abema.tv/video/title/90-2002
特報URL:https://abema.tv/video/episode/90-2002_s1_p110

渋谷スクランブル交差点で起きた凶悪事件の犯人は、同級生だった…福原遥主演『透明なわたしたち』特報映像解禁
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