1年以上前に婚約するも、同棲を機に関係がギクシャクし始め、結婚に進めずにいるアオイ(27歳/ラグビー選手)とモナ(30歳/モデル)。スキンシップはおろか会話もほぼなく、モナの寝場所は来客用ベッド。殺伐とした同棲生活を送ってきた2人が、結婚か別れかを決断する海外旅行へ出発した。
9月19日、ABEMAオリジナル結婚決断リアリティ番組『さよならプロポーズ via ギリシャ』第1話が放送された。
本作は、なかなか結婚に踏み切れない2組のカップルが、7日間の海外旅行を経て、最終日に“結婚”か“別れ”のどちらかを必ず決断しなければならない、最も切なく愛に溢れた結婚決断リアリティ番組。スタジオではヒコロヒーがMCを務めるほか、さや香・新山がレギュラー出演。第1話から第3話は藤本美貴と三浦獠太がスタジオゲストとして出演し、2組のカップルの旅を見守る。
アオイとモナは2020年に交際をスタートさせ、3年目を迎えた昨年5月に婚約。それとほぼ同時に同棲を開始したが、その後関係が悪化し、婚約から1年以上が経過しても入籍に至っていない。そんな状況を打開するべく、ギリシャへ旅立ったアオイとモナ。滞在するホテルの部屋に入ると、寝場所を巡って早くもピリついた会話が展開された。部屋にはクイーンサイズのベッドが1台、置かれていたのだが、モナはアオイと一緒に寝ることを拒んだ。「どこで寝るの?」と聞くアオイに「ソファでいい」と答えるモナ。アオイがベッドで一緒に寝るよう勧めても、モナは「いい」と拒否した。つれない態度のモナに、アオイは「じゃあダイブだけ一緒にする?」と提案。しかしモナはこの誘いにも乗らず、「いいよ、(1人で)して」と冷め切った様子で返した。
その後のインタビューでモナは「ダイブって何?」とあきれ気味に切り出し、「もちろん私もテンション上がっているときは、2人でダイブしようってなるんですけど、ここまでのお家の時間とか、一緒に寝ようってならなかったことがベースにあるのに、ここに来て切り替えられることが私にはできないんですよね」と事情を説明。海外旅行という非日常においても、気持ちを切り替えることができないほど、2人は深刻な状況になっていたのだ。
それは、アオイとモナが同棲生活を送る家に、カメラが入った日のこと。ソファに寝転んでスマホを操作するモナと、ストレッチをするアオイ。帰宅した2人に会話はなく、スタジオのヒコロヒーから「別々の空間を過ごしていますね」と声が上がった。その後、アオイが「何食べるの?」と夕食のメニューを尋ねたが、モナはスマホを見たまま「いらん」と返答。アオイは自分で作った食事をテーブルに運び、「食べよう」とモナに声をかけた。しかし、またしてもモナは「いらない」と食事を拒否。しばらくするとソファから立ち上がり、大きなため息をつくと、リビングから出て行った。
モナが向かったのは、彼女にとって「逃げ場」だという来客用のベッドルーム。一緒の空間にいることが辛く感じるほど、2人の関係は悪化しているようだ。モナは「一緒に住み始めた頃は帰ってくるのが楽しみだった」と同棲し始めた当初を回想。そのうえで「ここ半年ぐらいですかね。帰ってきてハグもないし、ボディタッチもない。そっちも全然ないので。私はどっちかというとしたいタイプなんですけど、もう疲れました」と現状を明かし、苦笑いを浮かべていた。