1年以上前に婚約するも、同棲を機に関係がギクシャクし始め、結婚に進めずにいるアオイ（27歳/ラグビー選手）とモナ（30歳/モデル）。結婚か別れかを決断する旅の初日、ギリシャ・アテネのレストランで、モナがアオイへの不満を爆発させ、大泣きする一幕があった。
9月19日、ABEMAオリジナル結婚決断リアリティ番組『さよならプロポーズ via ギリシャ』第1話が放送された。
本作は、なかなか結婚に踏み切れない2組のカップルが、7日間の海外旅行を経て、最終日に“結婚”か“別れ”のどちらかを必ず決断しなければならない、最も切なく愛に溢れた結婚決断リアリティ番組。スタジオではヒコロヒーがMCを務めるほか、さや香・新山がレギュラー出演。第1話から第3話は藤本美貴と三浦獠太がスタジオゲストとして出演し、2組のカップルの旅を見守る。
ギリシャでの記念すべき最初の食事で、モナとアオイが真っ向からぶつかり合った。初日の夜に2人が訪れたのは、パルテノン神殿を望む絶景が魅力のレストラン「グリーンテント」。料理が来るのを待つ間、モナは同棲生活の中で感じている「愛情不足」を訴えた。「愛情表現や好きっていう言葉が、どんどん減っていっている」「優先順位がどうしてもモナが後になってる」「スキンシップがないと不安になる」。これらの言葉に続けて、モナは「節目節目でハグをするっていう感覚が、アオイが無理してやっているんだったら、そもそも合わなくない？」と問いかけた。
スキンシップを重視するモナは、帰宅したタイミングで必ずハグをしたいようだ。しかし、アオイの価値観は異なるようで「それがベースにないからわからない」と返答。これ以降、2人の会話は押し問答になっていった。アオイが「ただ好き、好き、好きだけでいいの？」と、愛情表現を求めるモナに疑問を呈すと、モナは「平凡に何もなくシンプルに過ごしたいってこと？」と質問に質問で返した。そして、「なんで一歩も歩み寄ってくれへんの？」と不満をぶつけるアオイに、モナは涙声で「歩み寄りすぎて疲れた」と反論。続けて「ずっとモナは頑張り続けないといけないの？」と問いかけた。しかしアオイも「俺もずっと頑張ってるよ」と一歩も引かない。モナは口元をゆがめ、横を向きため息をついた。
「自分の方が頑張っている」と言い合っていても、話は前に進まない。アオイは「頑張ってる、頑張ってない、競い合いじゃない。別に勝負したいわけじゃない」と、意地の張り合いを望んでいるわけではないと主張。さらに「なんで家帰って、敵対しないといけないの？」と普段の同棲生活に言及し、「そういう家庭、そんな夫婦は嫌やわ」と訴えた。しかし、アオイが発したこれらの言葉は、モナが求めていたものではなく、ますます彼女を不安定にさせた。なぜ心が弱っているときに限って、突き放すような態度をとるのか。モナはそう問いかけたが、アオイは「精一杯やっている」という。態度を改めるつもりはない様子のアオイに、モナは「好きっていう感情とかエネルギーを感じない」と不満を述べた。さらに、アオイが「自分でコントロールして弱っているところ見してないもん」と自分の話を持ち出したことで、モナは「なんで一緒にするん？」とヒートアップ。これにアオイも「なんで一緒じゃないん？なんで平等じゃないん？」と言い返した。
そして、この最悪な空気のところに、ようやく料理が到着。スタジオメンバーから「遅いわ〜！」とツッコミが飛んだ。アオイとモナの前に並ぶのは、おいしそうなブッラータサラダとオイスター。しかし、2人の間には重苦しい沈黙が流れ、モナの目からは涙が流れ続けていた。
そんななか、アオイは料理を取り分けながら、黙ったままのモナに「一緒に食べよう」「いつもこうなっちゃうね」「食べない？」などと声をかけ続けた。さらに「モナが気分乗らないのだったら食べないし、モナも食べるんだったら食べる。一緒に食べたいもん」と優しく語りかけ、2人を取り巻く空気が少しずつ柔らかくなっていった。そしてついに「食べる？」という問いかけに、モナがうなずき、涙目でサラダをパクリ。「おいしい」というモナの言葉を聞き、アオイの顔にもようやく笑みが戻った。
しかし、2人が抱える問題は未解決のままだ。その後もモナは「モナがこの感情になっているのを理解してほしい。なんでこうなったかをわかってほしい」「ずっとさみしく感じてるんよ。アオイがずっと離れていってる感じがするんよ」などと訴え、号泣。アオイはモナの頬に触れて涙を拭い、手を握りながら、彼女の言葉に耳を傾けた。
モナが話し終えると、アオイは「どういうふうに自分がしていけばいいか、整理つかないから、ゆっくり考える」「もちろんこの話はないがしろにしたくない。解決したいからさ」と寄り添う姿勢を強調。このときアオイは「泣いていない」と話していたが、彼の目は涙で潤んでいた。そんななか、モナは「明日からの旅で、自分が変われたらなと思う」と涙声で吐露。一時はどうなることかと思われたものの、お互いに歩み寄り、前を向いたアオイとモナ。その後、2人は手をパチンと合わせると、気持ちを切り替えてディナーを楽しみ、「あーん」をして料理を食べさせ合うなど、仲の良い様子を見せていた。
