『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が9月13日に放送され、“見つけると願いが叶う虫”を捕まえたい子どもに迫った。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「幸せの⻩色いテントウ虫」は、徳島県の男性(37)から寄せられた次のような依頼だ。
『つい最近3歳になったばかりの息子は、半年ほど前からテントウムシがたまらなく好きです。晴れの日も雨の日も関係なく、週7で、しかも毎日2回、テントウムシを探しに近所の畑に出かけます。家でも昆虫図鑑のテントウムシのページをボロボロになるまで見たり、テントウムシの動画を夢中で見ています。そんな息子の一番のお気に入りは、図鑑に載っていた「キイロテントウ」という⻩色いテントウムシ。「キイロテントウを捕まえる」と言って毎日探し続けているのです。私も気になったのでネットなどで調べてみると、なんと見つけると願いが叶い、幸せになると言われているそうです。息子と何度も探しに出かけたのですが、一向に見つかりません。私も幸せになりたいです。一緒に探してくれませんか?』
助けを求めたのは番組でもおなじみの、生物ハンターヒロこと中岡裕普さん。「普通に探してたらそんなに見かけることはない」そうで、可能性は元々2%程度だという。さらに、特に今年のような酷暑は「100匹テントウムシがいたら96匹は寝ている」と話す(撮影は8月中旬)。
そんな中、中岡さんが指定した様々なテントウムシが見られるという場所へ。過去にキイロテントウがいたエリアを探すと、希少な「ムネアカオオクロテントウ」を発見。しかし、この日は見つけることができず、後日別の場所へ向かう。
ここも、去年の同じ時期にキイロテントウが見られたという場所。今度はキイロテントウが好むうどん粉病の菌が発生していそうな植物を中心に探していく。なかなか見つからないが、突然走り出した中岡さん。なんと飛んでいるところを見つけたのだ。全速力で追いかけ、虫取り網で一振りすると、中には念願の「キイロテントウ」がかかっていた。
3歳の息子は「これ!」「うれしい」と大喜びで、一緒に捜索してきた石田靖探偵も「全員が幸せになりました」と笑顔。しかし、次に息子から出てきた言葉は「バイバイする」。モットーはキャッチ&リリースで、普段から捕まえたテントウムシは逃がしていたのだ。中岡さんは「逃がすの!? 地獄や…」と唖然としていたが、リリース前にしっかり父親が「大きい家を建てたい」という願い事をしていた。