【写真・画像】アメリカ統治下にドルで土地購入、開墾しみかん畑に 沖縄の“ポツンと一軒家”が「絶景」 1枚目
【映像】絶景のみかん畑と、築約25年の小屋

 『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が9月15日に放送され、沖縄県の山奥にある、歴史を感じながらも絶景が堪能できる一軒家に迫った。

【映像】絶景のみかん畑と、築25年の小屋

 日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!? 衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく同番組。

 今回は、番組初となる沖縄県でポツンと一軒家を発見。その場所は北部にある森の真っただ中で、三角形に切り拓かれた土地に建物らしきものが確認できる。沖縄の美しい海を臨む最寄りの集落で隣町だという情報を得ると、区長らの協力も続々と集まり、目指す一軒家のある森深くへと向かうことに。

 集落を後にすると、景色は一変。「沖縄に山のイメージはなかったですが、これはかなり急です」と、辺り一面まるで原生林のジャングルのよう。山道を登っていくと、沖縄の山から海を臨む絶景が広がっている。そんな美しい景色を眺めながら急な坂を下ると、見えてきたのは、外階段のある二階建ての建物。出迎えてくれたのは、タンカンやシークヮーサーなどを育てるみかん農家の主人で、84歳の男性だった。

 もともと村有地だったこの土地。沖縄がまだアメリカの統治下で、使用通貨がドルだった1959年、1ドル360円の時代に一坪4セントで、約1万2000坪を約18万円で購入。大工だった父と2人で5年かけて開墾し、みかん畑に変えた。

 小屋は約24、25年前、払い下げ品の木製電柱を構造材として活用し、建てたものだという。両サイドからワイヤーで引っ張り、台風に対策。建物の中には台所や板の間があり、囲炉裏は「現役で使える」そうだ。2階は休憩スペースのようになっていて、捜索隊も「ここからの景色がまたすごい。海外のジャングルに行ったような絶景」と感動するほど。

 男性が生まれたのは1940年。4歳の時に太平洋戦争の戦場となった沖縄。幼少期の頃は毎日のように空襲に遭い、防空壕へと逃げる訓練の日々を過ごしたといい、音で戦闘機の種類を聞き分けることができたそうだ。さらに番組では、アメリカ統治下の沖縄でのエピソードの数々も明かされていった。

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